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最強の暗殺者が斬る!
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ったな。

 「ハァ。少しは疑えよバカ」

 「ん? 何か言ったかイブキ?」

 「何でもねぇよ。それより俺も行くところがあるから、じゃぁな」

 「おう! またなイブキ!」
手を振るうと、一瞬だけ振り替えしそのまま店を出て行った。
あー。早く報告が待ち遠しいな。




イブキside
全くタツミの奴、どれだけアホなんだよ。あそこまで人を早々信じるか? そう簡単に士官になれるわけじゃないってのに・・・・・・まぁ、良い社会勉強になるか。
それにレオーネはちゃっちゃと消えているし、ロクでもないことに使いそうだな。
さて、前まで帝都に住んでいた家に行ってみれば。扉の横の箱の中に紙が入っていた。簡単に言えば依頼書だな。
本来なら自分から調べに行くんだが、こうやってたまに帝都裏、もしくはスラムに住んでいる情報屋にたまに暗殺依頼を承っているわけだ。
俺は情報料として食料を少なからず回している。

「今日の獲物は、大富豪の家族及び使用人の暗殺か。何々、娘のアリアは甘い言葉で旅人を家に泊まらせ、食事に眠り薬を混入し自分の趣味である拷問で死ぬまで弄ぶ。母親は薬漬けにし日記をつけ、父親はその行為を見逃している・・・・・・一家そろってのクズか。何でこういう奴らばかり長生きするんだろうなまったく」
ずっとこういう輩を斬り殺してきたが、絶えず出てくるんだよな。ホントに面倒だ。今は夜だし視察んはちょうどいい。

 「さぁ。その家族の家はッ」

 「あれ? レキ」

 「タツミ?」
振り返ればタツミが豪華な馬車から顔をだしていた。何があったのかと聞こうとしたが、すぐに分かった。

 「あら、タツミの知り合い?」
標的、アリアの乗る馬車だからだ。
コイツは運がいい。探す手間が省けたってもんだ。

 「あなたも、泊まるアテがないなら私の家に来ない?」

 「よそ者でもいいのか?」

 「アリアお嬢様はお前みたいな奴を放っておけないんだ、お言葉に甘えろ」
ならお言葉に甘えさせてもらうとするか。

 「じゃぁ、頼めるか?」

 「じゃぁ決まりね? どうぞ」
笑顔で手招きしてくるアリアだが、目の奥には新しい拷問が出来る玩具を手に入れた感じが見て取れた。
今のうちに楽しんでおけ。お前はもうすぐ終わりだからな。

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