ミライとミライ
「さて....」
「また飛ばされたか」
「いやお前いい加減転移魔法覚えろよ！何回目だ！！」
ミライと憐が言い争ってると、重装備の剣士が誰かと言い争ってる。
「おい！お前ら軍の任務を妨害するとは、どういう意味か分かってるよな？」
「ん？暴漢か？」
「行くか？」
ミライは自身に飛翔魔法 ゼウス・ハイをかけ、憐は軽くジャンプし、その剣士と誰かの間に入る。
「争い事は良く....」
憐が視線を向けた先には身を寄せあっている幼い少年少女達が居た。
「魔剣“葵”」
憐の手に葵の花の装飾が成された剣が現れた。
「葵ツクモガミ」
無表情で繰り出された剣技は重装備の剣士を捉え、上空に吹き飛ばす。
「うわぁぁあ！？」
「葵リュウ」
剣を剣士に向かって投げる。そして剣士はポリゴンになって四散した。
「ん？ポリゴン？」
すると周りの剣士が結晶を光らせた。
「！？」
其処は黒い洞窟だった。
すると黒い剣士と紅白の剣士が前に出る。
「お前は下がってろ」
「私達に任せて、逃げて」
しかし“最強”の名を持つ憐は、
「その台詞、そのまま返すぜ！」
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