暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission16「交わる考え、思考と『例外』」
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か迷っていた。
そもそも、防御力が高すぎてこちらの攻撃が通じないのである。攻撃を通すには装甲を貫通させなければいけないが、今の状況では不可能だ。

誰もが思っていた。この状況が絶望なのだと。




しかし、思いがけないところに『希望』が生まれていることも。







その希望は――――――




××××。






???

「――――――あの『月』は、例外って呼ばれている理由、教えろ」

セレンはある男の眼の前に立って説明を求めている。その男はあの照月を知っている。
それは知らないが、関係者でしかならないその男はこう言い放つ。

「あいつは、何もかもが例外すぎる。生まれた理由すらわかっていない。そして、彼女だけが持っている唯一の例外、それは――――――


―――――――」

「貴様――――――――――――!」

その男は忽然と消え去った。何もかも残さず、履歴すら。



0210 合流ポイント

「何だ……この焦りは、そして照月を見ていて感じてしまう『例外』という扱いがなぜ出てくるんだ……」
(バルクホルン)には確かに感じた。何か、全てが変わっていってしまうような、そんな感覚が。

『鬼神』を待っている間にも、その考えは離れない。
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