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Re:童話姫たちの殺し合いゲーム
(原作)ヘンゼルとグレーテル(アレンジ少々アリ)C
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石で殴り、気絶させ縛りあげます





子供達は檻から脱出し、お菓子の子供達と合流





「グレーテル!! 良かった…ケガはない?」



「ヘンゼル兄さまこそ、お怪我はない? 大丈夫?」





『ヘンゼル! 感動の再会は後だ!』



離れ離れとなった兄妹が再び出会えたことはとても喜ばしいことですが、今はそんなことをしている場合ではありません



作戦を次のステップに進めなければいけないのです



子供達が檻からの脱出後 次にしたこと




それは教区内の役人に一部始終を訴えることでした




『だから俺達は!!』




『嘘言うんじゃない! 領主様がそんな悪道な事しているわけがない!』



最初はまるで相手にされませんでした。ジルは聡明でとても優秀な領主として有名で支持する人も多かったのです



ですがそれと同時に




『夜になると領主様のお屋敷から子供の鳴き声が聞こえるという噂が…



 あながち間違いではないのでは?』




夜な夜な恐ろしい叫び声が聞こえてくるという奇妙な噂が流れていました




『う、ううむ…』




「嘘じゃないんです!」



「私達を信じてください!」




『わかった、わかったから落ち着きなさい。



 明日近隣住民の方々に聞き込みしてみるから、今日は帰りなさい』




と言われ追い出されした。帰りなさいと言われても、子供達に帰る家などありません




次の日



役人は約束通り城の近辺の住民に聞き込み調査をしました。そして「誹謗文書」が作成されました





そして―




『領主ジル・ド・レ。貴方に逮捕状が出されている』




『な、なんだお前達は! 私を誰だと思っている! 私は領主 ジル』





『いいから一緒に来てもらおうか』




『やめい! 金か? 金が欲しいのか? 欲しいだけやる! だから!』




欲にまみれたジルは逮捕されました。その後城の中を家宅捜索すると



出てきたのは血のついたペンチや鞭などの拷問器具




血のこびりついたノミや焼き鏝




そして、ぞっとするような少年少女の死体山だったという――





その後の調べで、ジルは十四年もの間 計約百四十人の少年少女を残虐な拷問にかけて殺していたことが判明したのです



元領主 ジル・ド・レ の公開処刑



『ジル・ド・レ。貴方は多くの子供達の未来
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