暁 〜小説投稿サイト〜
Re:童話姫たちの殺し合いゲーム
(原作)ヘンゼルとグレーテル(アレンジ少々アリ)B
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
ーヌは骨とも気がつかず、どうして脂がのってこないのか、不思議で仕方ありませんでした。





こうしてひと月がすぎ、ヘンゼルの指はいつまでたってもかたくてやせたままでした。





ベリーヌは、グレーテルに向かって怒鳴りました。





『さあ、水をくんでおいで。
 ヘンゼルが太っていようが痩せていようが知るもんか。
 明日こそ、ジル様の元へ連れってやるんだから』





それを聞いてグレーレルは天を仰いで嘆き、涙を流して悔しがり、仕方なく、水を運びながら叫ぶように言いました。





「神様、どうか、私たちを助けてください。
 こんなことになるなら森の中で、獣に食われて死んだ方がましでした」





『泣いたり、騒いだりするのはおよし』





ベリーヌが怒鳴りました。






『アンタ達兄妹はこの森に迷い込んだ時点でもう、生きては帰れないんだからね』






キィーヒッヒッヒッと森中にベリーヌの薄気味悪い笑い声がこだましました。




                                   ―To be continued−
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ