暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
4部 闇の書事件
1章 帰ってきた早々にトラブル発生
いつの時代も偉い人は苦手
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 俺たち3人は、クロノに連れられ、本局のとある一室へとやってきていた。

「わざわざ来てもらってすまない。久しぶりだな、クロノ」

「ご無沙汰しています」

 部屋へ入ると、そこには一人の好々爺っぽい男性が椅子に座っていて、後ろに猫耳の女性が立っていた。

 時空管理局顧問官であり歴戦の英雄とも言われているギル・グレアム
今回、フェイトの保護監察官となった人物である。
ただの好々爺ではなくなるほど意志の強そうな目
俺はそうおもい彼を見つめていた。

「フェイトとなのはは座るといい。綾さんも」

「ん〜クロノも立ってるんでしょ、私も立ってるからいいよ。メインじゃないしね」

「綾」

「冗談、3人座ると窮屈だからやっぱり立ってるよ。私もなのはやフェイトみたいに細ければよかったんだけどね」

「了解」

 フェイトとなのははグレアムの対面に座り、俺は椅子の後ろで立っていた。
皆の準備が出来たと判断すると、グレアムが笑みを浮かべながら口を開いた。

「まずは挨拶からだね。
私がフェイトくんの保護監察官となるギル・グレアムだ。
まぁ、保護監察官と言っても形だけだがね。
こちらは私の秘書をしてくれているリーゼ・アリアだ」

「よろしくお願いします」

 会釈をしてくれた。

「君の人柄や先の事件のことについては、リンディ提督から聞いている。素直で優しい子だと聞いているよ」

「い、いえ、そんな……ありがとうございます」

 フェイトは褒められたのが恥ずかしかったのか、僅かに頬を赤く染めた。

うん、恥ずかしがっているフェイトは可愛いね

 それからグレアム氏は
なのはへと声を掛ける。

「君が高町なのはくんだね?」

「あ、はい。そうです」

「そうか。なのはくんは日本人なんだね。懐かしいな、日本の風景は」

「え?」

「私も君と同じ世界の出身でね。イギリス人だ」

「えぇ〜!? そうなんですかっ!?」

 グレアムの言葉に、なのはは驚きの声を上げた。

「そうなんだよ」

 そういいながらうなづいた。

「あの世界のほとんどの人間は魔力を持たないが、稀にいるんだよ。
君や私のように高い魔力資質を持った人間がね」

 そう話すグレアムになのははしきりに頷いていた。
そして、グレアムは自身も管理局員を助けて魔導師となったことなどを話す。
その後で視線を俺へと向けた。

「君が南條綾さんだね?」

「はい。そうです。
始めましてSir、綾 南條ですよろしくお願いします」

「そうか。君の噂は私の耳にも届いているよ。」

「ありがとうございます。良いうわさだとうれしいですね」

俺の言葉にグレアムは、笑みを深くする
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