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Dragon Quest外伝 〜虹の彼方へ〜
Lv27 カラール魔導研究所
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 サナちゃん達の待つ部屋に戻った俺達は、ティレスさんと交わした内容を3人に話した。
 そして、今日は城に泊まっていくよう、ティレスさんから言われた事も、そこで伝えておいたのである。
 一通り説明したところで、サナちゃんが訊いてきた。
「あの……私達も、今日はここに泊めてもらえるんですか?」
「うん、ティレスさんから直々にそう言われたからね。だから、ここはお言葉に甘えさせてもらおうと思ったんだよ」
 俺の言葉を聞き、サナちゃん達3人は表情が綻んだ。
 今まで色々とあったので、少し安心したのだろう。
「でも、リジャールさんは一旦、ガルテナに帰るそうですわ」
「すまんの、アーシャ様。儂も泊まりたいのは山々なんじゃが、向こうで村長に報告もせねばならぬからの。それに、まだ村は危険な状態じゃし、儂だけがここにいるわけにもいかぬのじゃよ。まぁそういうわけじゃから、ティレス様にはアーシャ様からよろしく伝えておいて下され」
「ええ、わかっておりますわ」
 と、ここで、シェーラさんの声が聞こえてきた。
「ねぇ、それはそうと、この後はどうするの? まだ外は明るいわよ」
「そうなんですよね。夕食までにはまだ時間があるんですよ。ところで、リジャールさんはもうガルテナに帰られるのですか?」
「ふむ……そうじゃな」
 リジャールさんはそこで顎に手をやり、暫し考える仕草をした。
 すると何かを思い出したのか、ポンと手を打ったのである。
「おお、そういえば、グレミオが帰りに寄って行けと言っておったな。久しぶりじゃし、儂は今から、あ奴の工房でも覗いてみようかの。日が暮れるには、まだ時間が掛かりそうじゃしな」
「グレミオさんて、さっき会った方ですよね?」
「ああ、そうじゃ。そして、お主が所有する魔光の剣を作った男じゃな。なんじゃったら、お主も来るか?」
「行きます、行きます。俺、魔導器の工房って興味あるんですよ」
 すると他の皆も声を上げた。
「じゃあ、私も行きます」
「では我々も」
「私も参りますわ。コータローさんの持っている魔光の剣というのが気になりますので」
 とまぁそんなわけで、俺達は夕食までの空き時間を利用して、グレミオさんの工房へと向かう事になったのである。

 マルディラント城を出た俺達は、リジャールさんの案内で1等区域内の大通りを進んで行く。
 今は日が高いのもあってか、大通りは沢山の人々が行き来していた。
 だが、ここが1等区域というのもあり、その多くは身なりの良い裕福そうな人達ばかりであった。
 まぁ俺達みたいな冒険者風の者もいないわけではないが、ここではどうやら少数派のようである。
 もしかすると、俺達は少し浮いて見えるのかもしれない。
 ふとそんな事を考えながら進んでいると、リジャールさ
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