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Dragon Quest外伝 〜虹の彼方へ〜
Lv22 仲間の決断
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 これぞ正しく、灯台下暗しというやつだ。
 まぁそれはともかく、仕切り直しとばかりに、男は営業スマイルになった。
「それではお客様、何をお探しでございますかな?」
「明かりを灯す道具が欲しいのですけど、何かありますかね」
 するとアーシャさんが首を傾げたのである。
「コータローさん、レミーラがあるではないですか。明かりを得る道具は必要ないんじゃありませんの?」
「まぁ確かにそうなんですが、魔力切れを起こす可能性も否定できませんので、一応用意した方がいい気がするんですよ。それに俺の故郷では、備えあれば憂いなしという(ことわざ)もあるのでね」
「ソナエアレバ? ま、まぁその辺の事情はよく分かりませんが、貴方が必要だと思うのなら、私はもう何も言いませんわ」
 というわけで、俺は交渉を再開した。
「何かありますかね? できれば長く使える物がいいです」
「でしたら、ちょっと待ってくださいね……ええっと、どこに仕舞ったかな……ああ、あったこれだ」
 男は後ろにある棚の扉を開き、そこから、西洋風のランタンみたいな物を取り出したのである。
「これなんかどうでしょう? 以前、この村に来た行商人から手に入れたグローという手明かりです」
 見た感じオイル式のようである。
「これは、何を燃料にするんですか?」
「それはですね、この灯り油を使うんですよ」
 男はそう言って、500mlのペットボトルサイズのガラス瓶をカウンターの上に置いた。
 ちなみにだが、その中にはドロっとした薄茶色の液体が入っていた。このイシュマリアでは原油を精製するプラントもないので、俺達が日頃使う灯油とかではないだろう。多分、この色と粘りからすると、植物か動物由来の油かもしれない。
「へぇ〜なるほど。じゃあ、これにするかな。ところでおいくらですかね?」
「こちらは量産品の松明と比べると少し値が張りまして、灯り油とグローで80ゴールドになります。それでもよいでしょうか?」
「ええ、構いませんよ」――


   [X]


 朝食を済ませた俺達は、暫し部屋で寛いだ後、リジャールさんの家へと向かった。
 そして、家に到着したところで、俺は玄関の扉を開き、中に向かって呼びかけたのである。
「御免下さい。コータローですが、リジャールさんはおられますか?」
 奥から声が聞こえてくる。
「おお、来たか。少し待っておれ」
 程なくしてリジャールさんは玄関へとやってきた。
 それから外に出て、俺達の顔を順に見ていったのである。
 リジャールさんは顎に手を当て、感心したように頷いていた。
「ほほぉ……これはまた面白い構成の仲間達じゃな。アマツの民にラミナスの民、そしてイシュマリアの民か。しかも皆、中々の手練れのようじゃ」
「昨晩、皆に依頼の内容を話しましたら同
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