暁 〜小説投稿サイト〜
オズのジュリア=ジャム
第二幕その八

[8]前話 [2]次話
「そうしましょう」
「そうだね、行こうね」
「ええ、皆で」
「それで、ですよね」 
 ジョージがここで言うことはといいますと。
「途中蜂蜜もですね
「そうそう、蜂蜜もね」
 カルロスも言います。
「あれも食べないと」
「マンチキンにあるとても美味しい蜂蜜ね」
 ナターシャも楽しみにしている感じです。
「それも楽しむことも目的だから」
「そちらにも行って」
 恵梨香はナターシャに続きました。
「それからかしら、人魚の国は」
「蜂蜜は何処にあるんですか?」
 神宝はジュリアにそちらのことを聞きました。
「それで」
「マンチキンの国の森があるでしょ」
「あっ、ひょっとして」
 木樵はジュリアが森と言ったところではっとなりました。
「僕が昔仕事をしていた」
「そう、あそこなの」
「やっぱりそうなんだね」
「ええ、あそこに行ってね」
 そしてというのです。
「蜂蜜作りの人からね」
「蜂蜜を頂くんだね」
「そのとても美味しい蜂蜜をね」
 まさにというのです。
「そうなるわ」
「そうなんだね」
「木樵さんにとっては思い出深い場所よね」
「そうだね、今思うとね」
 とてもとです、木樵は懐かしんでいるお顔でジュリアに答えました。
「ドロシーにも出会えたね」
「そうよね、それじゃあね」
「あの森に入って」
「蜂蜜を食べましょう」
「さて、蜂蜜がある場所はいいとして」
 今度はかかしが言いました。
「問題は途中何があるかだね」
「オズの国だからですね」
「うん、何時何が起こるかわからない」
 まさにとです、かかしは神宝にお話しました。
「それがオズの国だからね」
「だからですね」
「そう、そしてその時は」
「かかしさん達がですか」
「何とかさせてもらうよ」
「かかしさんの知恵と木樵さんの力とジャックのユーモアだね」
 モジャボロは三人の能力をお話しました。
「これで解決出来ないものはないよ」
「そしてモジャボロさんの魅力もね」
 ジュリアは微笑んでモジャボロに言いました。
「そういったものがあるから」
「僕もなんだ」
「そう、貴方もいてくれているから」
 だからだというのです。
「何があっても大丈夫よ」
「では及ばずながらね」
「ええ、お願いね」
「その時はね」
 皆で黄色い煉瓦の道を進みつつ明るくお話をしています、途御飯を食べたりして夜はテントの中で休んで。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ