暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0110話『大淀のちょっとした悩み』
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話





私は廊下を歩きながら今日の予定を考えていた。
意外にまだ備蓄期間があったのでこのまま任務と遠征を繰り返していれば大規模作戦までには開発資材以外のカンストも夢ではないのかもしれないと思い始めていたのだ。
しかし、だからといって油断はできない。
月初めのEO消化でどれだけ資材をできるだけ最小限に抑えて期日までに回復するかを考えないといけないからだ。
この際、サーモン海域北方とKW環礁沖海域は大規模作戦が終わるまで見送ろうと考えている。
特にサーモン海域北方の攻略にはボーキを大量に使う編成である旗艦のアイオワ以外は全員空母で埋まっているのだ。
それに戦艦レ級エリートをなんとか退けられても運悪くE風に何度も見舞われたらシャレにならない。
よってそんなに思ったよりダメージの少ないカレー洋リランカ島沖までの攻略にとどめておこうと思う。それでも勲章は四つ貯まるのだから改装設計図は一つは作れるのでいい具合だろう。
特に大規模作戦は苛烈を極めると思うからできるだけ温存しておくのも悪くない。というか本音を言うと初めて開発資材以外の資材がカンスト間近まできているからベストな状態で挑みたい。
そして私の艦隊の練度で甲が通用するのか試してみたいと思っている。
新艦娘掘りでは丙で挑むだろうができるだけ甲で攻略したいしね。
そんな私事を色々と考えている時だった。
曲がり角で誰かと接触してしまった。

「あっ! ごめんなさい!……って、なんだ提督さんか。チャオ♪」

ぶつかってきたのはリベッチオだった。

「曲がり角で私も気を付けなかったのは悪いと思うがそんなに急いでどうしたんだ……?」
「うん! これからキヨシーと一緒にプールに入りに行くんだ!」
「なるほど。それで清霜の部屋に向かっていたのか。だけどここは本棟だぞ? 駆逐艦寮は隣だと思うんだけど……」

私は少し気になったのでリベッチオに聞いてみた。

「それはー……えっとね。怒らないでね? プールに行く道の間にちょうど本棟があるから近道で通らせてもらっているんだー」
「ああ、なるほど。それでよく駆逐艦の子達がよく本棟の廊下を水着で走っているのか。納得した」

そういえばそうだよな。
プールがある場所は本棟が一番近いんだよなぁ。
意外に潜水艦寮の近くではないという苦情もなかったので気にしていなかったな。

「そうか。それなら大淀とか任務の書類を持って歩いている子が多いから気を付けるんだぞ」
「わかったー! それじゃ提督さん、またねー!」

それでリベッチオは元気よく廊下を走っていった。
「走るな」とも言っておくべきだったな……。
証拠にリベッチオが走り去っていった先でまた誰かと接触したのだろう。
「キャー!」という叫び声が聞こえてくるではないか
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ