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ヴァンガードG ネクステージジェネレーション Re:start
Turn:5 逆境の中で輝いて
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クロスオーバー・ドラゴンの担いだ巨大な銃から攻撃が放たれる
それに対してイフェメラルワンド・ドラゴンは杖を鳴らして光を放つ
更にウルルが手をかざしイフェメラルワンドを庇うように現れた
その光景を見ながらミツキは自分がどんどん遠ざかっていくのを感じた
「待って!………置いていかないで!」
次の瞬間ミツキは自分の部屋のベッドで目を覚まし飛び起きた
突然のことで考えが回らず頭を抱えていると違和感を感じ手を見た
「こんなに汗をかいている………今までこんなことなかったのに」

Turn:5 逆境の中で輝いて

市内の体育館で行われているフェンシングの教室へとやってきたミツキ
「こんにちは〜」
「ミツキ!久しぶりじゃないか!」
指導者の男性が真っ先に気付いて声をかける
モデルの仕事が忙しくなかなか来れないミツキだが実力の方は確かだった
「はぁっ!」
ミツキの鋭い突きが決まり勝利を告げる旗が上がる
尻餅をついてしまった対戦相手の少年に手を伸ばすミツキ
「やっぱりミツキはすごいな、俺だって強くなったと思ったのに」
「こちらこそ、途中何度もヒヤッとしたよ」
握手してお互いの健闘をたたえ合っていたミツキ
「おーいミツキー!携帯鳴ってるぞー!」
「えっ!?ちょっとごめん」
ベンチで待機していた別の少年の言葉にミツキは慌てて駆け寄る
「えっと………やったぁ、ナイスタイミング」
届いていたメッセージを確認したミツキは思わずその場でガッツポーズをとる
母からのそのメッセージには今日はお父さんが早く帰ってくる、とのことだった

この日綺場家では家族そろっての夕食となっていた
「そう言えば聞いたよ、ミツキはU-20に出るんだって?」
父の問いかけにミツキは頷いた
「うん、ミライさんと一緒に」
「そういやあいつ、ユウカさんが海外に行って今年はチャンピオンシップ出られなかったんだよな」
ミツキの言葉を聞き隣で食べていた兄のハジメが呟いた
「そう言えばミツキ、今日フェンシングの教室行ってたみたいだけどなんか悩み事?」
「ん?なんで?」
「とぼけても無駄よ、あなたがあそこに行くのって大抵何かに行き詰った時じゃない」
「そうなのかい?」
アムの言葉を聞いてシオンも心配そうにミツキを見つめるが
「本当に大丈夫、それよりお父さん!せっかくだから晩御飯の後で私とファイトしようよ!」
ミツキの言葉にシオンはしばし考え込むと
「よし、じゃあ本当に大丈夫かどうかそこで判断するとしようか」

シオンの書斎に場所を移しテーブル越しに向き合う二人
「「スタンドアップ!」」
「ザ!」
「「ヴァンガード!」」

「練磨の騎士 アレクトス」
「青雲の宝石騎士 ヘロイーズ」
ユナイテッドサンクチュアリの白亜の城
共にロイヤ
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