暁 〜小説投稿サイト〜
ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第九十四話 ラインハルトを守ります!!(前編)
[1/9]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
ヴァルハラ星域にまで到達したラインハルト以下の艦艇は直卒の高速艦艇2万隻に加え、快速で鳴らしたミッターマイヤー艦隊とビッテンフェルト艦隊、計4万隻余りである。だが、この時、ビッテンフェルト艦隊とミッターマイヤー艦隊との間には多少の距離があった。ミッターマイヤー艦隊は左方向に展開し、ビッテンフェルト艦隊は後方5時方向に位置している。
対するに敵は正面艦隊だけで4万隻であり、さらに2方向からほぼ同数の艦隊が向かってきている。それも貴族艦隊ではなくれっきとした正規艦隊が中核を占める。

まさに絶対絶命であった。

「敵、正面艦隊、戦闘態勢移行を確認。同時に敵旗艦ヴィルヘルミナより通信が入っています。降伏勧告です!」
女性オペレーターが続けざまに報告する。



「くそっ!ダゴン星域会戦の逆再演とでもいうの?それともアスターテの応用!?ベルンシュタインも独創性がないわね!!」
フレイヤ艦橋で、ティアナが右こぶしを左手に打ち付けながら叫ぶ。
「感心している場合じゃないわ。こっちは2万隻、向こうは10万隻、それも敵は連携を取っている。すぐに合流するわよ。至急応戦体制を構築しないと。」
と、旗艦スレイプニル艦上のジェニファー。スレイプニルはベイオウルフ、トリスタンの姉妹艦であったが、それをさらに改良し、滑らかな流線形の曲線を描いたコーティング装甲と全方位自動感知索敵システムを搭載、さらに前方集中型主砲18門による集中砲撃を得意とする戦艦である。高速にチューンナップされた速力は高速戦艦を凌ぐと言われている。
「それに、敵の増援は来ても味方の増援は当分見込めそうにないです。何しろ戦力を分散させてしまっているのだから・・・・。」
と、旗艦ヘルヴォール艦上のフィオーナ。ロイエンタール艦隊を始めとして、各要塞に分派してしまっており、さらに偽装の為にブリュンヒルトを始めとする主力ははるか後方を進んでいるのである。通常速度で。仮に本隊が今から全速力で戦場に駆けつけたとしても10日はかかるだろう。いち早く通信を四方八方に送ったが、それをキャッチして反転してくる艦隊はどれくらいあるだろうか。
「だとしてもここでやるしかないわ。今逃げてしまえば事態は確実に悪くなる。おまけに敵は三方向から包囲体制を構築していてしかも連携を取っているから、逃げようにも逃げられない。それに・・・・。」
私たちには目的があるでしょう。旗艦ヴァルキュリア艦上でイルーナがディスプレイで転生者たちを見まわしながらそう言った。フィオーナ、ティアナ、そしてジェニファー。傍らにはアリシア、そして階下にはレイン・フェリルがいる。今ここにいる転生者すべてが一つの目標を持っていた。


ラインハルトを守ること――。一度転生者によって敗死に追い込まれているラインハルトを何としても守りきること――
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ