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ドリトル先生と悩める画家
第十一幕その十一

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「そろそろ晴れるみたいだし」
「今は曇っていても」
「いよいよだね」
「晴れるんだね」
「遂に」
「そうなるみたいだしね」
 だからというのでした。
「太田君にとってはこのことも関係してるかもね」
「複数の要素で?」
「それが関係して?」
「それでスランプ脱出出来る?」
「太田さんは」
「雪とお祭りに加えてね」
 そしてというのです。
「お天気のこともあってね」
「それじゃあだね」
「太田さんはいよいよスランプ脱出」
「それが適うのね」
「そうだね、さて僕はね」
 先生は牛肉の串焼きを食べつつにこにことしています。
「今度は神社について論文を書くんだ」
「じゃあ今日来たのはフィールドワーク兼ねて?」
「それでだったんだ」
「お参りもして出店も楽しんで」
「そしてだったのね」
「そうだよ、こうしてお祭りに入るのもね」
 それもというのです。
「フィールドワークなんだ」
「それの一つなんだね」
「しっかりとした」
「そうなんだね」
「遊びでもあって」
「遊びと思えば遊びで学問と思えば学問、そしてね」
 さらに言う先生でした。
「学問も遊びも楽しむもの」
「どちらもだよね」
「じゃあ先生にとって学問は趣味でありお仕事だし」
「何でもない」
「そうなんだね」
「そうだよ、だから問題はないよ」
 それこそというのです。
「僕にとってはね」
「そうだね、じゃあね」
「今もフィールドワークを楽しんでるのね」
「そうしてるのね」
「実際に」
「そうなるね、しかしこの神社はね」
 八条神社のこともお話するのでした。
「祀られている神様が多いね」
「日本の神社って祀られる神様も一柱じゃないんだね」
「神様が沢山いる宗教にしても」
「ギリシャの神殿とは違って祀られる神様は一柱じゃない」
「それも日本の神道なんだ」
「うん、大阪の住吉大社でもそうだしね」
 大阪で最も大きいと言っていいこの社もというのです。
「伊勢神宮だってそうだね」
「ああ、あそこもだね」
「日本で一番大きな神社?」
「そうした神社よね」
「あそこもなのね」
「祀られている神様は一柱じゃないのね」
「そうだよ、そして八条神社は大社だからね」
 それでというのです。
「祀られている神様は多めにしても」
「それでもだね」
「その中でも特に多い」
「そうした神社なの」
「そうだよ、恵比寿様もだしね」 
 この神様にしてもというのです。
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