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ドリトル先生と悩める画家
第十一幕その八

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「僕自身も努力しないとね」
「そうそう、お願いと努力」
「二つがあってこそだね」
「望みはかなう」
「そうだよね」
「だからね」
 それだからこそ、というのです。
「僕は努力もするよ」
「学問に励んで色々なものも見て」
「そうしてだね」
「立派な王様になるのね」
「そうするよ、じゃあお願いもしたし」
 それにというのでした。
「帰ってから学問があるけれど」
「遊ぶことも大事だね」
「そちらも」
「というか学問も遊びもして世の中を知らないと」
 それこそというのです。
「やっぱりいい王様にはなれないよ」
「そうだね、遊びは世の中を知ることにもなるから」
「そちらもしないとね」
「じゃあね」
「頑張ろうね」
「うん、そうしよう」
 是非にと言ってです、王子は皆と一緒に出店に行きました。そうしてでした。
 皆で出店で色々なものを買って食べました、先生はおソースを効かしてマヨネーズの濃厚な味がする焼きそばを食べてにこにことしていました。
 そうしてです、皆に言いました。
「やっぱり美味しいね」
「うん、焼きそばいいよね」
「お好み焼きもでね」
「お祭りの時の楽しみの一つだよね」
「盆踊りの時も新年もね」
「お寺でもやるけれど」
「神社でもだしね」
 動物の皆も出店で買ったものを食べて楽しんでいます、王子もそうしていますしトミーも楽しんで食べています。
 そしてです、先生はまた言いました。
「イギリスのフィッシュアンドチップスも出店でよく売っているけれどね」
「うん、日本の出店はまた違うからね」
「焼きそばなりたこ焼きなんだよね」
「粉ものっていうかね」
「そうしたものだよね」
「うん、あとこういうのだね」
 先生は牛肉の串焼きに焼き鳥も出しました。
「日本の出店は」
「うん、焼き鳥いいよね」
 王子は焼き鳥を見て笑顔で述べました。
「本当に」
「王子最近結構焼き鳥を食べているね」
「うん、美味しいからね」
 まさにそれで、です。
「食べているよ」
「そうだね」
「幾らでも食べられるよ」
 それこそというのです。
「居酒屋に入ってそうしてね」
「お酒と一緒に」
「そうしているよ、けれどこうして出店に行ったり居酒屋に入る王族って珍しいかな」
「そう思うよ」
 先生は王子に笑顔で答えました。
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