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終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?赤き英雄
この世界が終わる前に
この世界が終わる前にA
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「ふうん?」
生返事。あまり信じていないのがあからさま反応だった。
まあ、仕方のないことではある。讃光教会の定める人類最高兵士である正規勇者《リーガル・ブレイブ》はもちろん、そるに次ぐ強さと武勲《ぶくん》を持つ準勇者《クアシ・ブレイブ》だって、世間ではとでもない人気者だ。街に入り素性を明かせば女の子に囲まれて黄色い声をあげられるし、議会主催のパーティーに主席すればやたらと貴族の娘を紹介される。
特にカイトそういうのはパスするけどな理由は簡単だ「めんどくせぇ」らしい。
ただ、こっちの肩書きに惹《ひ》かれて熱を上げる女性がいるということと、こちらも好意を返られても、自分はすべてを受け流して今日までやってきた。
もったいないことをしているという自覚は、あるのだけれど。
「前に見たときは、すてきな人、まわりにけっこういるみたいだったけどなぁ」
「どいつのことを言ってるのかはしらねぇか、仲間は仲間だぞ?」
「鈍感とかじゃなくて本気でそう言ってるあたり、このおとーさんいっぺん死んじゃえばいいのにとか、わりとマジで思う」
「お前、時々ひでぇな」
「そういうところばっかり、どこかの誰かに似たちゃったものでー?」
その時管理者扉開いた。
「よ今かえた」
彼のの名前神高レックス背中に二本剣持っている。
「あっおにいちゃんもしかしてお腹空いてますか?」
娘はレックスに聞くが「いやカイトに水だけを500杯無理やり飲まされたからカイトに酒を右目に吹っかけてやったさ」
レックスはカイトにやられたことにイラついていた。
青年が「もしかしてダ・カーポ使ったのか?」
青年がレックスに聞く「まあな俺もう寝る明日早いからな」
青年と娘はレックスにおやすみ言ってレックスは管理者室出ていった。
「なんでおにいちゃんてカイトさんの悪ふざけ付き合っているのかな」
娘はレックスの事をおにいちゃんて呼んでいる。
そんなことを思い出している間に、どうやら料理が出来上がったらしい。
「ちび共はもう寝たのか?」
「当たり前でしょ。いま何時だと思もってるの」
「それじゃ、あのダメ師匠はどうしる?」
師匠というのはこの養育院の管理者である老人のことだ。
そうなるまでの経歴は一切不明ながら、なぜかとんでもない剣の達人。青年にとっては世界最強の男であり、最高の剣の師であり、それ以外のすべての面における反面教師であった。
「また帝都のほうに用があるって言ってお出かけ中。最近は帰ってきたと思ったらすぐに出かけちゃうの繰り返しで、全然ここに居つかないんだから」
「え。じゃあ、いつも、お前とちび共だけで留守番なのか?」
「そうよ? なに、いまさら心配してくれる気になった?」
「そりゃあ……まあ、な」
娘はくすりと笑って、
「冗談よ。ときどき街のほうから衛士《えじ》
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