暁 〜小説投稿サイト〜
詩集「Variationen」
MIDNIGHT FRAGRANCE

[8]前話 [2]次話


走って走って駆け抜けた思い出たち
星々のように煌めいて
遠く近く揺らめく記憶の中
廻り巡る蜃気楼

いつか見た夢 叶えてるかな?
フッと思った過去の残像
諦めきれない想い繰り返す季節
きっとどこかで繋がっているはず

midnight fragrance 優しく香る
幻なんかじゃないずっと傍にいる
切ない願い 届かなくたっていいこの気持ち

バカバカしい?こんな生き方
でも、いいじゃない?
傷付け合うよりずっとね…


目覚めて淋しさ少しつのる朝は
厚いカーテン一気に開く
木の葉の隙間から覗く青空
いつまでも色褪せない

澄んだ空気 咽るような緑
蒼く透った光のヴェール
忘却の海に落とした筈の旧い記憶
懐かしい景色に優しく香る

midnight fragrance たとえ今はもう
逢うことが出来なくなっても
ずっと祈っているよ
愛した君が幸せであるように

midnight fragrance 今日は上弦の月
今は小さく弱々しい輝きだとしても
僕は知っている
強い輝きこの先の未来待っていること

真夜中に香る君との思い出
これから先
もっと優しくなるように…




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ