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詩集「Variationen」
夢に降る雪

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闇夜に吹きつける風
叫ぶように駆け抜ける
寒さに凍える小さな自分
明かり一つ灯して眠る

温もり求める刹那の心
遠く離れて行く景色
追う影さえあるはずもなく
ただ一人 歩いてゆく

野原に咲う白い花
言葉さえ必要としない
存在(アル)だけで ただ、美しい

朝焼けに覚醒する街並(ダイチ)
浅い眠気が纏わり付く
無意識にのしかかる想いに
答える人はいなかった

さすらう希望(ユメ)に雪が散る
陽射しの中のまるで幻

恋にすがる苦痛の坩堝
自分の甘さを嘲笑う
愛する想いは全ての欺瞞
何も残せるものはない

枝先に咲う紅い華
天(ソラ)めがけ想いを馳せる
存在(アル)だけで ただ、美しい

枯れ逝く幻想的現実(ファンタジック・リアリティ)
手の届かない願いを抱え
どこへ逃げればいいのだろう?
堕ち往く魂(ココロ)に舞い荒む雪
愛さなければ気付かなかった

さまよう夢に雪が降る
もう振り返らないから

心よ、泣くな




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