暁 〜小説投稿サイト〜
Blue Sea 『空と海の境界線』
Operation 02-発令、ファーバンティ解放作戦-
放たれた矢
Mission14「氷上ノ夜空」
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0050 大陸北部
『こちら迎撃部隊、全員の展開が完了しました』

ミーナ中佐がミサイル迎撃の準備が整ったことを連絡してきた。
「此方サーニャ、作戦開始の許可を願います」
『此方でも展開を確認した。許可する』
「了解」

照月のCICから送られてきた作戦の開始指示。それと同時に私はフリーガーハマーを構える。
しかし私は捉えていた空母棲姫から棒のようなものが射出される。それは直進的に進んでいくけれど、私は固有魔法とレーダーを併用しミサイルと断定した。
「迎撃部隊へ通達、巡航ミサイル第1波が空母棲姫から射出された。数は10、1つも打ち漏らさないで」
『了解よ!』
すぐに私は高度を上げながら空母棲姫との水平距離を縮める。少し進んだところですぐにフリーガーハマーを構え15秒という設定で2発射出。
「エイラ、撹乱」
「わかったぞ!」
射出してすぐにエイラに指示を飛ばし、対空砲火をそらすための撹乱を任せる。

エイラが撹乱を始めると沢山のオレンジ色の光が飛び交う。おそらく対空砲火であろう物がエイラにはかすりもしない。そこから10秒くらいしたところで2つの爆発が起きる。
命中。空母棲姫の迎撃能力を60%失わせ、発艦準備していた艦載機を何機か破壊。
「ミサイルの迎撃はどうなってるかな…」
私はそれを考えつつRC-01 PHACTに武装を変更した。



「ミサイルを確認。数は10、左右それぞれ5ずつ。私と美緒が右側、宮藤さんとペリーヌさんは左側をお願いするわ」
「了解!」
宮藤さんとペリーヌさんが左に向かうと、手元のMG42を構え、ミサイル群の真ん中に突っ込む。その時1つのミサイルに対しMG42で銃撃し燃料タンクに引火、爆発させて落とす。
美緒も同じように突っ込み扶桑刀で斬り裂き破壊し、体勢を立て直して残りのミサイルを落とそうと再び突撃する。
それを見ながらうまくMG42で的確に落としていこうとしたその時、
『此方サーニャ、ミサイル第2波が接近…数は12!動きがおかしいから注意して!』

通信を聞いた瞬間にミサイルの残りの数を計算する。今ので3つ落としたけれど、残り2つ、ペリーヌさんと宮藤さんはすでに終わったとの連絡が来ていて、間に合うかしら…

「やるしかないわね!」
ミーナは一気にMG42を最低限必要な弾数で2つのミサイルを一気に破壊、すぐに通信を繋げる。

「ペリーヌさん、難しいかもしれないけれど次のミサイル群に雷撃を放って!動きがおかしいならまとめて落としたほうがいいわ!」
『了解ですわ!』

ペリーヌさんが一気にミサイル群の方へ向かう。私はすべて落ちることを祈りながら向かった。



「……まだ貫けない」
先ほどからRC-01 PHACTをひたすら中心部に向けて撃ち続けてい
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