暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
2部 P・T事件
1章 魔法少女登場
自分のデバイスと事件の概要
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 俺達はその後、公園へと移動した。

「はぁ、はぁ」

 走って公園までやってきたため、なのははベンチに座り息を整えていた。
流石に小学生であり、運動が苦手ななのははとても疲れていた。

 フェレットは、なのはの膝の上に乗せられていた。
平和そうに寝ている
たしか男の子の声だったよなぶっ倒してやりたくなってきたぞ

「すいません」

 なのはの膝の上に座っていたフェレットが起き上がり、そう謝ってきた。

「あ、起こしちゃった? ごめんね、乱暴で。……怪我、痛くない?」

 なのははどこまでも優しいのだと思った。
ほぼ巻き込まれたといってもおかしくないのにこうやって相手を気遣うなんて普通は出来ない。
本当に翠屋の天使だと思う。


「怪我は平気です。ほとんど治ってるから」

 そう話すと、ユーノフェレットはなのはの膝から降り、
自身の体に巻いてあった包帯をはずす。その体には、フェレットの言うとおり、
傷一つなかった。

「あ、ほんとだ。怪我が無くなってる」

「あなた方が助けてくれたおかげで、残った魔力を治療に回せました」

「よくわかんないけど、そうなんだ。……ねぇ、自己紹介していいかな?」

「あ、うん」

 こほん、となのははわざとらしく咳払いする。

「わたし、高町なのは。小学校三年生、家族とか仲良しの友達はなのはって呼ぶよ」

「僕はユーノ・スクライア。
スクライアは部族名だから、ユーノが名前です」

「ユーノくんか。可愛い名前だね」

 お互いに自己紹介が終わると、
なのはが黙ってる綾に声を掛ける。

「ほら、綾ちゃんも自己紹介しないと」

 「なんで?」
なのはが何か言いそうだから素早く言った。

「綾だよ。南條綾」

「ユーノ・スクライアです。助けてくれてありがとうございます、南條さん」

「たまたまだから、なのはに危険な事をやらしたくなかっただけ」

「すいません。……あなた達の事を……」

 なのははそっとユーノを抱え上げる。

「なのはだよ」

「……なのはさん達を、巻き込んでしまいました」

 ユーノはそう話すと、沈んだ声で頭を垂れる。

「あ、その……たぶん、わたし平気!」

 いやいやその大丈夫はどこから来るんだろう
あんな得体のしれないものを今はくーちゃんもいないのに
本当にどこから来るのかな


「ユーノくんも怪我してるんだし、わたしの家に行こう。後のことはそれから」

「大丈夫なの?なのは」

「うん大丈夫。綾ちゃんもありがとう」

 三人は高町家へと向かった。
二人は高町家に着いた。
俺がいてはまた説明が面倒だから敷地内に入らず事を見守っていた。
多分この時
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