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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
196 ストーツヘッド・ヒルより
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おく。……セドリックのことをセド≠ニ明らかな愛称(ニックネーム)で呼んでいたのもある。

「エイモス!」

父さんはエイモスさん≠フところに歩を進めたので俺達も父さんの後に続く。父さんは、褐色の──一目見ただけごわごわとしていることが判るアゴヒゲを蓄えた血色のよい壮年の魔法使いと握手する。

エイモスさん≠ヘ左手にマグルだったら何の変哲もないガラクタだと思うだろう>氛气Jビだらけの古いブーツを携えていた。父さんの話とエイモスさん≠フ発言から類推するにおそらくそれが移動(ポート)キー≠ネのだろう。

父さんはエイモス≠ウんを俺達に紹介した。

「皆、エイモス・ディゴリーさんだ。魔法省の魔法生物学規制管理部≠ノお勤めだ。……皆には、その隣のハンサムさんについては紹介は不要だろう?」

父さんの言う通り隣のハンサム≠ノは覚えがあった。セドリック・ディゴリーだ。セドリックは父さんの言う通り中々スマートな面持ちの好青年で、クィディッチのハッフルパフ・チームのシーカーな上に監督生と云う──正に文武両道≠体現した男版・アニー≠ニいっても差し支えがない完璧超人である。

「やあ」

「よろしく」
「どうも」

セドリックの挨拶に、フレッドとジョージはぶっきらぼうに返す。多分だが去年のクィディッチのグリフィンドール対ハッフルパフ戦でしてやられた≠ゥらだ。

シーズン初戦のグリフィンドール対スリザリンから打って変わって二戦目にあたるハッフルパフ戦では苦戦を強いられた。

……180対90>氛氓サれが三時間にも及んだ去年のハッフルパフ戦の最終的なスコアである。セドリックとのデッドヒートをアニーが制する事が出来なかったら、目も当てられない状態になっていただろう。

父さんはフレッドとジョージのそんな──一方的でしかない態度に気付かずエイモスさんと世間話に興じている。

「アーサーはここまでどれくらい歩いた?」

「村はそこそこ近いから、そこまでは歩いてないな。……エイモス、そっちは?」

「夜中の2時からおっとり刀で家を出て来たものさ。……セドも姿あらわし≠フテストを受ければ良かったんだ。さすれば──まぁせっかくのクィディッチ・ワールドカップだ細やか事に愚痴をごぼすまい」

エイモスさんはそこらで父さんとの世間話を打ち切り、「ところで」──とフレッド、ジョージ、俺、ジニー、ハーマイオニー、アニーの順に値踏みするとかではなく見回した。

「ひぃふぅみぃ──まさかこれ、全部君の子かい?」

「まさか、赤毛の子だけだ。こっちの()がハーマイオニー──そしてこっちの()が、あの有名なアニー・ポッターだ」

そう父さんはフレッド、ジョージ
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