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ランブリング!!
【RB1】
【RB第五話】
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引ドローンは慌ただしくボディモジュールを回収していく。

 誰の目にも明らかだった、次元が違いすぎると。

 四機倒した時点でクレジットは二十万――長く生き残っていた機体と勝率を誇っていたらしくわりと高額だった。

 そして阿良夜叉はその場に居た時間としては一分半ほどだったが、観客全てに異様な戦闘力を見せて悠々と出口へと消えていった。

 サバイバルでは引き際も肝心、纏めて倒したのなら安全に離脱も可能になる。

 残った三機も各々が離脱――そして直ぐ様別の入り口から四機現れ、またバトルが再開される。

 GTランカーの登場に興奮冷めやまぬ観客席、ライダーズの生徒もさっきの一分半の戦闘を何度も何度も語り合っていた。

 一方でため息を吐くのはクルス。

 クルスはあの阿良夜叉の操縦者を知っている――勿論義妹である由加も知っていた。

 あれに乗るのは有川来栖の父親、有川隆起(ありかわりゅうき)だ。

 昨年、何を思ったのか突然ライダーズになるとか言い出し独学で操縦を学び才能を開花、現在に至るという。

 今日が入学式と知っているから多分狙っていたのだろう――ある意味、ランカーとして弱いもの苛めしに来ただけにしか見えなかった。


「……けっ」

「あはは……兄さん。あまり気になさらずに」

「気にはしてねぇが……。チッ、クソ親父が……」

「……??」


 話の事態を飲み込めないアリスは首を傾げるだけだった。


「さて諸君、そろそろ昼時だ。食堂は全科共通の食堂が近くにあるので其処で食べるように。その後はライダーズ諸君、校庭に集合だ。知らないものは居ないとは思うが念のため言っておく。滑走路が我が学校の校庭だ。平日に航空機の離着陸は無いので安心するように。では解散!」


 FRBBが続く中、生徒は皆食堂に食べにドームを後にした。


「兄さん、私達も食べに行きましょう」

「あっ、クルス! あたしと一緒に食べよっ」


 龍虎相打つ、既に犬猿の仲になりつつある二人を他所にクルスは食堂で飯を食べに向かうのだった。


「チャンスっすよ! あの目付きの悪い奴、いなくなりました!」

「お、おう! ち、ちょっと食事に誘ってみる!」


 意気揚々とチャンスを狙っていた畠山海は、未だに言い争いしている二人に近付く。

 畠山海の目的はあくまでも加川有栖だった――。


「よ、良かったら僕と食事でも――」

「あれ、兄さん居ない?」

「あっ、ホントだ。クルスーッ、待ってよー!」

「あっ! 何を抜け駆けしてるのですか!? 兄さんは私の兄さんです! 幼なじみであろうと兄さんに近付く虫は排除します!」

「もう! 虫じゃないし! 恋愛
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