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雲は遠くて
126章 ボブ・ディランの『コーヒーもう一杯 』を聴く信也
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ら届いた中古の本の、
『バターになりたい ― 遠藤みちろう対談集』を読んでいた。

・・・この本読んで、なんか、スターリンのみちろうさんの人柄がかなり分かった気がするなあ。
彼の生き方そのものが、好奇心が旺盛な子ども心の100%のような、
すなわち、ポップなパンク・ロックに限りなく近いような、青春であったり、
いくつかの恋愛があって、それも失恋で、それが歌作りのきっかけであったり・・・。

・・・そして、みちろうさんは、パティ・スミスのファースト・セカンドアルバムに、
最も影響を受けたとは、新発見だった。彼女のサード・アルバムからはダメだとも言っているけど・・・。

 信也はさっそく、午前中にアマゾンで、パティ・スミスのCDの、
ファーストとセカンドとサードの3枚を、合計1500円で購入したばかりだ。

・・・パティ・スミスといえば、アメリカ女性で、1946年12月30日生まれで、
今年で70歳かあ。
彼女は、ボブ・ディランを尊敬していて、2016年の去年の末には、
ノーベル文学賞を受賞した、親友でもあるボブ・ディランの代役で授賞式に出席したとはね・・・。

・・・みちろうさんも、なんだかんだと、詩や文学に関心の深い人なんですね。
パンクのライヴでは、かなりなハードなパフォーマンスで、おれもびっくりだけど・・・。

・・・みちろうさん、この本の『あとがき』で、
「なんで、オレはうたを歌ってんだろう?」とか言っているけど、
おれも、あらためて考えさせられたですよ。

・・・結局、歌や芸術は、真剣に生きていこうとするその中から、
自然と出てくるもんなんだってね・・・。理屈や技術とかじゃないんだよね。
1番に大切なのは、直観的なひらめきや、
瞬間的に思い浮かんだ着想とか、まあ、霊感のようなもので、
まあ、インスピレーションかな。あっははは・・・。

詩織が、午後4時ころに来るのを待ちながら、そんなことをぼんやりと思う信也であった。

☆参考・文献・資料☆

1.バターになりたい―遠藤みちろう対談集 ロッキング・オン (1984/12)
2.ボブディラン、女性遍歴の中から生まれた名曲の数々!祝ノーベル文学賞!
http://fu3-akaneko.com/673.html

≪つづく≫ --- 126章 おわり ---

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