第四章:停止教室のヴァンパイア/転螺拳の火在輪
Change6:熾天使〜Is it a lie or the truth?〜
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した」
予想通り天使の幹部クラスだった。
しかしにガブリエルと名乗った女性のほうは、どうやら俺に目的があるらしい。
―○●●●●○―
さて、今俺は神社の一室で熾天使の一人ガブリエルと相席している。
イッセー、朱乃さん、ミカエルはどうやらイッセーに渡すものがあるらしく本殿へと行った。
おそらく反応から察するに聖剣の類だろう。
しかもエクスカリバーとまではいかないがかなりの上位に力を宿した聖剣のようだ。
まあ、これは置いといて今は―――。
「で、俺にどのような用件で来たのでしょうか?天使でも最上位に位置する熾天使ガブリエル殿」
本来ならミカエルがイッセーにものを渡す用件だけだったのだが、どうやらあの堕天使の総督が俺の情報を天使側に送ったららしく、そしてその情報を見てガブリエルが俺に興味を持ったようだ。
まったく余計なことをしてくれるあの総督は。
てか、こっちから話しかけているのになんで相手は沈黙しているんだ?
あっちから用件を持ってきたのに……。
すると、ようやくガブリエルの口がうごいた。
「あなたにある用件は一つだけあります」
そして一拍開けて話し始めた。
「あなたは、あの時の三天龍を倒した『緋き結晶の英雄』なのですか…?」
その”件”か。
まったくどうしてこの世界の頂上の存在たちはこうも変なところを突いてくるのか―――。
まあ、相手の考えがどうあれ俺は『今の俺が出せる答え』を出すしかない。
「その答えに関しては否定させていただきます。何せあの英雄が現れたのは100年以上前の出来事です」
「――では、あの力は一体何なのですか?どうにもあの『緋き結晶の英雄』の力と戦い方が酷似しています。これはあの時私は間近で英雄を見ましたから」
「この力は…『願い』」
「え…?」
「これは、俺が自分の欲望を現実にするために得た力です。その自分の願いを叶えるために得た力です。まあ、今じゃそれも叶い平和に生活していたんですが……」
「そ、そうですか…。その失礼なことを聴いてしまってすみません」
まあ、あまり聞くもんじゃないしな。しかも俺が17歳とわかっていてあの質問。
だがまだ話すわけにはいかない。
―――目的である元凶を見つけ出すまでは。
それにしても先ほどから質問を聴くとえらく『緋き結晶の英雄』にこだわっているな。
もしかして―――。
「もしかしてガブリエル殿は『緋き結晶の英雄』に好意を持っているんですか?」
「えっ!?―――。それはそのぉ〜〜〜////」
俺の質問に急に顔を赤くするガブリエル。
まったくリアス部長やイッセーみたいにわかりや
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