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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第三十三話 大切な事
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大丈夫。後はティアナが立ち直れば問題なしだ」

アスカがニパッと笑った。

なんだか、アスカがこうやって無邪気に笑う所を見るのは随分久しぶりのように思えるスバル。

「アスカ……うん、アリガト」

つられるようにスバルも笑う。本当に久し振りに、ホッと安心するような空気になる。

その和やかな空気を遮るように、シャーリーが休憩室に入ってきた。

「アスカ、ヴィータさんが呼んでいるよ」

その声は、どこか重たい。

「ああ、分かった」

アスカは短く答え、スバルに背を向けた。

「ヴィータ副隊長って?」

スバルがアスカを見上げる。

「オレはオレで、ケジメをつけなくちゃいけないんだよ。ティアナを頼むぞ」

そう言って、アスカはシャーリーと共に休憩室を後にした。





肩を並べて歩くアスカとシャーリー。

「シャーリー、アリガトな」

アスカは唐突に礼を口にした。シャーリーは何の事だか分からずに首を傾げる。

「シャーリーが止めてくれたおかげで、ティアナを余計に殴らずにすんだ。助かったよ」

それを聞いたシャーリーは、静かに首を振る。

「ウソね。私が止めなくても、アスカはあれ以上ティアナを叩かなかったわ」

「え?」

「ティアナが冷静になるまで、胸のモヤモヤとか、憤りとか、そう言うものが無くなるまでアスカは叩かせていたと思うわ。その証拠に、2回連続で殴られても手を出さなかった」

「買い被り過ぎ。オレはそこまでお人好しじゃねぇぞ」

アスカはバツが悪そうに頭を掻く。

「ティアナに平手打ちをした時、私は陰で見ていたけど、アスカは怒っているのに苦しそうな顔をしていたよ」

「……」

「それに、あのビンタはティアナを守る為にやった事でしょ?あれで、その場の意識が全てアスカに集まった」

「……勝手に言ってろよ」

図星を突かれたアスカは、おどけるように大げさに肩を竦めた。

ティアナの上官に逆らう姿を、同僚への暴力と言う形でアスカが引き受ける。それにより、ティアナの悪い印象が薄くなると考えたのだ。

そして、なのはに対しての暴言。これでその場の悪者はアスカと言う印象を皆に与えようとした。

それが分かっているから、シャーリーはヴィータに呼び出されるアスカを心配しているのだ。

「だから不器用って言ったのよ。少しは自分も大事にしなさい」

「はいはい」

シャーリーの注意を、アスカは軽くいなす。

「もう!私はアスカより歳も階級も一個上なんだからね!」

気のない返事をしたアスカに、いかにも心外だ、とばかりにオーバーアクションをするシャーリー。

「心配すんな。上官とも年上とも思ってないから」

アス
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