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ドリトル先生と悩める画家
第六幕その六

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「本当にね」
「そうそう、昔の先生は」
「ロシアンティーなんてとても」
「飲むなんて想像もしてなくて」
「全然だったわね」
「そうだね、まあとにかくね」
 三時になればというのです。
「飲もうね」
「紅茶を」
「ロシアのティーセットを楽しみましょう」
 こうしたこともお話してでした、先生は皆と一緒に宗教のお話の後はロシア風のティータイムを楽しみました。
 そしてです。
 学園にいるまで論文を書いていましたが帰ろうと思って外を見るとでした。
 もう暗くなっています、先生はその夜とその中の灯りを見てこう言いました。
「暗くなったしもうね」
「ええ、帰りましょう」
「もういい時間だし」
「そうしましょう」
「うん、気付いたら六時だよ」
 その時間になっていました。
「お家に帰ろうね」
「そしてトミーが作った御飯を食べて」
「そうしてお風呂にも入って歯を磨いて」
「それで寝ましょう」
「そうしましょう」
「うん、今日も学園での生活は終わりだよ」
 それがというのです。
「これでね」
「そうだよね、今日もね」
「学問を楽しんだね」
「宗教のことも学べたし」
「よかったわね」
「学問はいいね」 
 先生にとってはです、まさにこれこそはなのです。
「学べば学ぶだけいいよ」
「そうだよね」
「学べば学ぶだけね」
「先生にとっては楽しいね」
「そういうことだよね」
「そうだよ、僕は学問が好きだから」
 それ故になのです。
「こうして学べるならね」
「いいんだね」
「楽しく充実して過ごせる」
「そうなんだね」
「そうだよ、楽しくなるから」
 だからというのでした。
「僕は今とても幸せだよ」
「じゃあお家に帰ってもね」
「幸せな時間を過ごしましょう」
「本もあるし」
「そちらも読んで」
「そうしよう、寝るまでの間は」
 先生は帰り支度をしながらでした、皆に言うのでした。
「本を読もう」
「今読んでいる本もあるしね」
「そっちも楽しんでね」
「そしてそのうえで」
「また明日もね」
「学問を楽しみましょう」
「そうしよう、さて太田君は」
 ここで先生は太田さんのことも思い出しました。
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