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真・恋姫†無双 リウイ戦記
十九話

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リウイは劉備の追撃に来た袁術軍に対し交戦する事に決めた。袁術側は四万七千。リウイ側の軍勢は一万五千。この寡兵に袁術は笑った

袁術軍本陣

「麗羽を倒したと思って少しは緊張しておったが。わらわに恐れをなしたようじゃのう。所詮成り上がりじゃ、この程度なら雪蓮にでも任せておけばよかったわ。七乃、旗はだれじゃ」
「えーと、夜ってかいてありますね」
「夜?だれの旗じゃ」
「多分、最近よく聞く天からの遣いじゃないですか」
「もしや、あの時わらわに無礼を働いた奴の事かっ、あの時の怨みを晴らしてくれるわ」
「はーい。じゃあ皆さん突撃しなさーい」

            リウイ軍本陣

「袁紹並みの馬鹿ね…。都合がいいけど闘争心が湧かないわ」
「別にそれでも良いが慢心はするなよ」
「もちろんですとも、リウイ様の名に懸けあのような者らに負ける事は屈辱ですから」
軍議の結果、リウイは横陣を展開し、左翼をファーミシルスが受け持ち右翼をリウイが受け持つことになり、正面には合成兵で構成されたカーリアンが受け持った。
その軍議で決定しようとしたところに、エヴリーヌは疑問を浮かべた。
「ねえお兄ちゃん、エヴリーヌはどうしたらいいの?」
「お前は俺と一緒に右翼に行く、今はまだお前の力を見せる時ではないからなそれに今回は新兵器を試すにはいい機会だ」
「貴女は今回はリウイ様の護衛よ、何があってもリウイ様を守りなさい」
それを聞いたエヴリーヌは少し複雑な顔をした。
「…お兄ちゃんの近くに居られるのは嬉しいけど。退屈しそうでちょっとつまんないかも」
それを聞いてリウイはエヴリーヌの頭を撫でた後
「じゃあ、俺と一緒の馬に乗れ。その方が勉強になるかもしれないからな」
それを聞いたエヴリーヌはすぐ笑顔になった。
「うんっ!わかった」
その様子を見ていたカーリアンは不満を漏らした。
「リウイ〜最近私に冷たくない?ファーミ達が一日交代なのに、私だけ寝るの三週に一回だけだし」
「当たり前でしょ、まさかカーミリ陛下に年の離れすぎた弟か妹が生まれても困るでしょうし、これ以上放浪癖のある皇族が出来たらどうするの」
「リフィアの放浪癖は私からの遺伝だって言うの!」
「当然じゃない。他のリウイ様のご子息、ご息女は勝手に国を飛び出さないもの」
その言葉にカーリアンは少々苦い顔をしていたが、すぐに気を取り直した
「まあいいわ、今日は久しぶりに私の番なんだから。今夜は眠らせないわよリウイ」
「とりあえずそれは袁術を追い出した後だ。陣に就け」
「はっ!」
「了解」
「うん!」

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