暁 〜小説投稿サイト〜
イナズマイレブン〜稲妻の軍神〜
??12話 新たな練習相手
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
〜雷門中・サッカー部 部室〜

部室で円堂達はこの間の練習試合、帝国学園での反省会をしている。

「帝国戦で俺たちの問題点が分かった。それで……」
「問題点も何もまず、円堂と廣川以外体力なさ過ぎ」

円堂の話している途中、松野はズバッと核心を突いてきた。松野の言葉に染岡達は落ち込む。染岡達が落ち込んだことに松野は謝る。

「あ、ごめん。今のヘコんだ?」
「円堂、廣川。話を続けてくれ」
「まぁ……体力作りは勿論なんだけど」
「こんなフォーメーションを考えてみた」

廣川はホワイトボードに円堂と一緒に考えたフォーメーションを書いた。内容は、染岡がワントップでそのトップの下が廣川、その他はMF、DFといった感じである。だがそのフォーメーションを見た目金が不満を齎す。

「えー! 僕FWじゃないの!?」
「逃げた奴が何言ってんだか」
「戦略的撤退と言って欲しいね」

半田の呆れた言葉に目金は眼鏡を光らせ、クイっと動かした。それを聞いた半田と栗松、宍戸、少林寺は転けそうになった。それを聞いた円堂と廣川が苦笑いしている時、宍戸が話し掛ける。

「あのー、キャプテン、廣川さん」
「どうした?」
「何かあるのか宍戸?」
「こないだの豪炎寺さん、呼べないんですかね?」
「……!!」

それを聞いた染岡は宍戸を睨んだ。目金は眼鏡をクイっと動かしながら言う。

「そうだよね。結局のところ、あの2点中、最初の1点は廣川君、最後の1点は豪炎寺君のシュートだったんだからねぇ」
「今の俺達じゃあ、あんな風になれないっすよ」
「あんなの邪道だ……! 俺が本当のサッカーを見せてやる!」
「そ、染岡……?」
「そ、染岡さん?」

いきなり染岡が声を上げたことに半田と栗松は首を傾げた。そして染岡は円堂と廣川に尋ねる。

「豪炎寺はもうやらないんだろ?」
「それは……分からないけど」
「まあ、ある意味染岡の言う通りで……お前ら、特に壁山、栗松、宍戸、少林寺。豪炎寺に頼り過ぎている……円堂が帝国の練習試合で言ったあの言葉を思い出せ──“俺達で力を合わせればきっと出来る。諦めちゃダメなんだ!!!”って。だから帝国での練習試合で皆頑張れただろ? サッカー部の一員でない豪炎寺に頼り切っていると、本当のダメチームになるぞ」

廣川は染岡の同意しながら注意を交えた言葉を言った。廣川の言葉に何か思うことがあったのから、壁山と栗松、宍戸、少林寺は考え込んだ。そして染岡は叫ぶ。

「そうだ廣川! 俺達だって出来るさ! もっと俺達の力を信じろよ!!」
「皆、お客さんよ」

染岡がそう言うと、木野が部室に入ってきた。木野は円堂達の様子が変だと感じ、円堂と廣川に尋ねる。

「何かあったの?」
「いや、ちょっとな……」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ