暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
179部分:第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその三
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

第十六話 孫策、刺客に狙われるのことその三

「そこまでの力があれば」
「死んだことにはなってるけれどね」
「物凄く強くてしかも切れ者だったから」
「サウスタウンですかあ」
 陸遜は少し憧れる様にして述べた。
「私も一度行ってみたいですねえ」
「そうですね。物騒ですけれど楽しそうな街ですよね」
 周泰もにこやかに笑って述べる。
「そこも」
「ですよねえ。だから一度」
「私も行ってみたいわ」
 孫尚香も言ってきた。
「アメリカって国自体にね」
「それより御前は家出から帰るのだ」
 張飛がその彼女に言う。
「全く。家出するお姫様なんて何処のお話なのだ」
「ここにあるぞーーー」
 馬岱が冗談で言った。
「ここのお姫様だよ」
「そうですよお。今度から駄目ですよお」
「怒られますよ」
 陸遜と周泰がここで主の娘に言ってきた。
「張昭さん達に」
「物凄く」
「大丈夫よ」
 しかし孫尚香は腕を組んで言う。
「こんなことで怒られたりしないわよ、あの二人にも」
「張昭殿といえばだ」
「そうだな」
「天下に鳴り響いた石頭だよな」
 関羽、趙雲、馬超がここでひそひそと話す。
「揚州の三長老の筆頭格としてな」
「相当おっかないと聞いたが」
「どうなるかな」
 しかももう一人いる。そしてであった。
「小蓮様!」
「一体何処に行っておられたのですか!」
 玉座の左右からだった。厳しい声が響いた。
「それでも孫家の姫様ですか!」
「これでは民に示しがつきません!」
 金髪を膝のところまで伸ばした緑の垂れ目の妙齢の美女がいる。背は高く青い深いスリットが左右まで入った服を着ている。ガーターは白である。左目の目尻に黒子がある。
 左側には銀髪で青い目の少し吊り目の美女がいる。やはり妙齢である。口元が引き締まっている。髪は上で束ね耳には赤いイヤリングが数個ずつある。緑のスリットの深い服を着ていてガーターは赤である。睫毛が長い。
 その二人がだ。孫尚香に対して叱責の言葉を浴びせていた。
「全く、これではです」
「孫堅様が見ておられたらどう仰る」
「そもそもです、私達はです」
「小蓮様にもしものことがあれば」
「ま、まあそれ位でね」
 玉座に座る孫尚香と同じ紫の髪と青い目の美女が言った。目は吊り目であり如何にも気の強そうな感じを受ける。額には模様があり肌は褐色だ。髪は膝のところで切り揃えている。濃紫のドレスは袖が広くスリットが深い。胸がかなり大きく誇張されている。
「いいんじゃないかしら」
「そうね。小蓮も反省しているでしょうし」 
 玉座の美女のすぐ横に立つこれまたかなり長い紫の髪に真面目そうな強い青い目を持つ美女だった。歳は玉座の美女よりもやや若そうである。。肩のところが白くなっておりワン
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ