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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
149部分:第十三話 曹操、袁紹と官渡で会うのことその十一
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第十三話 曹操、袁紹と官渡で会うのことその十一

「お宝探し好きなのね」
「全くです。袁紹殿」
 夏侯惇は何とか真面目さを保ちながら袁紹に対して言う。
「いい加減いい歳なのですからそうしたことは」
「止めろといいますの?」
「はい、どうかと思います」
 こう袁紹に言うのだった。
「ですからそれは」
「あら、夏侯惇」
 袁紹は夏侯惇の嗜めに対して少しむっとした顔で返した。
「そういう貴女もいつもお宝探しに夏侯淵と一緒に参加していたじゃない」
「あれは華琳様がどうしてもというからです」
 こう返しはした。
「ですから」
「その割にはいつも楽しんでいたのではなくて?」
 微笑みながらこう返す袁紹だった。
「貴女も」
「ですからそれは子供の時ではありませんか。今は」
「では華琳」
 今度は彼女の主に問う袁紹だった。
「貴女はどうでして?」
「言って聞かないのはわかってるわよ」
 これが曹操の返答だった。
「こうしたことではね」
「では宜しいですわね」
「ええ、いいわ」
 袁紹に対して微笑んで答える。
「それじゃあね。ただ」
「ただ?」
「もう将兵はいらないわね」
 こう言うのだった。
「お宝探しならね」
「そうですわね。それじゃあ」
「えっ、まさか」
「華琳様まで」
 それを聞いて大いに驚く曹仁と曹洪だった。
「御一緒にですか」
「お宝探しを」
「貴女も一緒よ」
 曹操は微笑んで二人にも告げた。
「勿論桂花、貴女もね」
「はい、私は」
 彼女に異存がある筈もなかった。顔を赤らめさせて応える。
「華琳様の仰ることなら」
「では麗羽様」
 そして袁紹には審配がいた。傍に控えたうえでの言葉だ。
「私もまた」
「ええ、それに水華、恋花」
「はい」
「わかっています」
 田豊と沮授は微笑んで応えた。
「では兵士達は戻ってもらい」
「そして客将の方々にも」
「貴方達は先に戻っていて下さいな」
 袁紹から楓達に告げる。
「兵士達が先導してくれるから」
「わかりました」
「それなら」
 彼等もそれで異存はなかった。五人だけになるのだった。
「もう刺客は来ないでしょうし」
「そうね。それじゃあ私も」
 曹操も言うのだった。
「ズィーガーはこのままここで仕事を続けて覇王丸達はそれに加わって」
「ああ、わかったぜ」
「それでは」
 こうしてこの三人も今の持ち場が決まった。こうして話を決めてであった。
「では華琳」
「ええ、見つけた方がそのお宝を手にする」
「それで勝負ですわよ」
 お互い笑みを浮かべながらの言葉だった。
 こうしてだった。曹操と袁紹は互いの部下達と共に宝探しをはじめた。刺客達との死闘の後は楽しい遊びとなったというわけである。

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