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ドラゴンクエストX〜紡がれし三つの刻〜正式メンバー版
二の刻・青年期前半
第三十一話「いざ、ラインハットへ」
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「皆の武器や防具は俺が鍛え直した物を用意しておいたぞ、頑張ってくれよ」

オラクルベリーから此処までの旅で使っていた武器は少々くたびれていたので武器屋を営んでいた親父がピエール達が倒したさまよう鎧などがもっていた武器などを鍛え直してくれ、シーザーには鉄の爪を作ってやり、ブラウンには以前使っていたおおかなづちに棘などを追加したりして強化していた。

「うん、やはり剣の方が使い易いねヘンリー」
「そうだなリュカ。ありがとう親父さん、助かったぜ」
「けっ!そう思うんだったらさっさと《手前・てめぇ》の国とケリをつけて来やがれ」

そう悪態を吐きながらもヘンリーを見る親父、そして村人達の目には以前の様な悪意は無かった。

「ああ、俺は俺のやるべき事をやって来る」
「じゃあそろそろ行くか」
「リュカ殿、しばしお待ちを」
「どうしたんだい、ピエール?」
「どうぞ之をお持ちください」
「これは…《桜の一枝》」

馬車に乗り込もうとしたリュカをピエールが呼び止め、差し出して来たのは子供の頃ベラにもらった《桜の一枝》と同じ物だった。

「先程、忘れ物が無いかと家に寄って見た所、桜の木から落ちて来たのです。まるで持って行って欲しいと言わんばかりに」
「そうか、なら何かの役に立つのかもしれないな」
「では行ってらっしゃいませ、リュカ殿。サンタローズは私とスラリンが守り抜いて見せます」
「うん、頼んだよピエール」

そう言ってリュカはピエールから《桜の一枝》を受け取り、ラインハットへと旅立った。

まず、向かうのはビアンカの住むアルカパ。


=冒険の書に記録します=




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