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ソードアート・オンライン‐黒の幻影‐
第2章 魔女のオペレッタ  2024/08 
エピローグT:戦後密談
[後書き]

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2部2章エピローグ、燐ちゃん視点回。


時間軸としては、ラフコフ討伐戦から数時間後の昼。
この時点で燐ちゃんは帰宅していません。どこか人目につかない路地裏で死んだ魚のような目で徘徊していたとかではなく、戦乙女の面々の安否を確認しに彼女達のギルドホームに向かっただけなので大丈夫です。
ピニオラさんを助けた後にギルドホームに直行しているから作戦に参加したメンバーはまだ帰還していないし、精神的に疲れていた燐ちゃんはホーム周辺をウロウロしながら気まずい時間を過ごすし、割といろいろあってからのヒースクリフ会談でした。戦乙女メンバーからしたら図らずも作戦に参加していないというアリバイ工作が成立するから偶然ってすごい。

そして、燐ちゃんをKoBに勧誘するヒースクリフ団長の大胆さは実はかなりすごいものだったりします。理由は燐ちゃんの攻略組内部での立ち位置に尽きるのですが、そもそも燐ちゃんの立場の劣悪さは未だ《軍》の前身だったギルドが攻略組に健在だった頃、そこのリーダーをしていた某プレイヤーが後ろ盾になってベータテスターへの強い風当たりから守っていたことに起因します。
詳細はいろいろ込み合っていそうで薄っぺらいのですが、ここで話すと文字数制限に引っかかるので割愛。
ともあれ、隠しコンテンツを探し出す情報屋でありながら周囲から目の敵にされるという稀有な立ち位置に収まった燐ちゃんをギルドに加入させるというのはかなりリスキーな決断と言えるでしょう。「隠しダンジョンや隠しクエストの情報を独占しようとしている!」って余所のギルドから叩かれるわ、「あんなロクに攻略に参加しないでのうのうとしてたヤツがウチの制服着てるなんておかしい!」って内部の不満が噴出するわ、こんな大変なキャラを「優秀だから大丈夫。それに引き抜かなかったおまいらが悪い」とばかりに手を出すヒースクリフさんマジ悪食。こんなトンデモ地雷が主人公なんですよ?


次回、この章のもう一人の主人公のエピローグ回(気分でもうちょい増える)を挟んで新章です。


ではまたノシ
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