暁 〜小説投稿サイト〜
艦娘達と少し頼りない提督
着任〜艦隊合同作戦
守るべき存在たち
[1/2]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
先程島に上陸し、屋敷の中に入って数十分経過したが、一向に部屋につかない、なぜならこの屋敷の大きさは東京ドーム二個分くらいといったら分かるであろうそのくらい広いのだ
「それにしても、何度来ても迷いそうになりますね」
「宮本君は、私がいないとすぐに道に迷うからね、困った子なのよねぇ。鎮守府でもそうなんでしょ?ねぇ加賀さん?」
「そうなんです。妻として恥ずかしいです。」
「ちょい待て、仕事中には"ケッコン"したことを言うなと言っただろうが」
「そうか、宮本君"結婚"したんだ〜」
戸賀の周囲が重くなる、宮本はすぐに
「さーさん、ケッコンだよ結婚じゃないから」
「あっ、そうなの。結婚の方かと勘違いしたわ。」
加賀はこの瞬間を聞き逃さなかった。なぜなら、宮本が動揺し、口調が変化したからだ。そして、加賀は今までの記憶を辿り今、宮本に漬け込む隙があることを確信した。
「そうですね、私の説明力の無さから生まれた誤解です。戸賀さん、すみませんでした。」
宮本は普段、加賀達に見せない弱みを晒してしまったことにきずいたがすでに遅かった。
「部屋に着いたけど、結論だけいうとこっちの子では無いわよ」
「部屋にすら入っていないのだが、結論だすの早くないか?」
ツッコミを入れるように宮本は言った
「まぁ、実はさっき、宮本君たちが来る前に電話が来たのよ、自分達の代わりに保護してほしいって」
「その連絡を寄越した奴は誰だ?」
「艦隊保護機構役員って言えばわかる筈よね?」
宮本の表情が変わった
「また、あいつらが原因か。」
「またって、前にもあったんですか?提督」
「ああ、憲兵の時に上からの命令で色んな任務をしていたが、たまに艦娘の保護、護衛も頼まれていた。その保護した艦娘が今言った施設に行き、新しい提督が来るのを待つ」
「ですが、その保護する艦娘たちは何処から来るのですか?」
「ブラック鎮守府、特に上位の成績だけを目的とする奴等だ」
「捨て艦、ですか。」
宮本が更に暗い表情になる
「まさか、新規導入艦娘を捨て艦にするとはな。奴等もとうとうそこまで、愚かになったものだな」 
「代わりに自分で出撃する人もアレですけどね」
「俺は、皆に負担を掛けないためにやっているんだよ」
「お二人さん、話の続きをしてもいいかしら?」
「はい、どうぞ」
「その艦娘は保護している途中に襲撃されて行方不明になっていたらしいわよ。本来なら、施設に呼ばれるけど、すでに新しい家を見つけたみたいね。」
「道理でリストに載ってないわけだ。では、今回はここら辺で帰ります、ありがとうございます。」
宮本が帰ろうとすると
「良ければ、私たちの鎮守府に来てくれませんか?鎮守府なら、提督にもいつでも会えますし、相談にのって欲しい子もいるはずです。」
加賀がそう言った宮本
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ