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風魔の小次郎 風魔血風録
83部分:第八話 聖剣伝説その六
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れろ小次郎!」
「ちいっ!」
 その攻撃もかわした。しかしであった。
 左から右に横薙ぎにされたその一振りはかわした。しかしその剣圧で今度は何と小次郎の腹が切られたのだった。それだけで。
「かわしたのにかよ」
「言った筈だ。黄金剣に敵はない」
 壬生の声は相変わらず自信に満ちたものだった。
「観念しろ、小次郎」
「くそっ、やられてたまるかよ!」
「死ねっ!」
 咄嗟に木刀を手に取ろうとする小次郎とそれに襲い掛かる壬生。間に合うかどうか微妙だったが何とか間に合った。間一髪で壬生の剣を受け止めたのだった。
「むっ!」
「この木刀は」
 見ればさっきの巨大な木刀だった。それで壬生の黄金剣を受け止めてみせたのである。
 その巨大な木刀が小次郎を救った。彼は受け止めてから言う。
「さっきの馬鹿でかい」
「まさかその木刀は」
「知ってるのかよ、壬生」
「その木刀こそは」
「そうだ」
「蘭子!」
 ここで蘭子が出て来た。丁度ここで戻って来たのである。
「その木刀こそ聖剣の一つ風林火山だ」
「風林火山!?」
「やはりそうか」
 小次郎は驚き壬生は確信したのだった。

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