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『ふたりごと』
『18歳と45歳』

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(※前に出た組長とは別の人)

【組長は父親やし、マスターは兄ちゃんやし、本当の家族以上や思てる】

『そら良かった!ほなワシも頑張った甲斐あったのぉ(笑)アイツも良き兄に成ろうと奮闘しょったしの』

【そぉなん?(笑)組長絶対特に何もしてないやろ(笑)】

『バレたか(笑)』

【そぉゆん嫌いやんか】

『まぁ素が1番やけんの!』

【素過ぎて女や無いけん多少の猫は被れ言うたん誰よ(笑)】

『オマエはのー...まぁ、それが良くも悪くもオマエらしさや!そのまんまを気に入ってくれるワシみたいな奴探せ(笑)』

【組長みたいなんは組長1人で充分やけどな(笑)】

『ところで、ちゃんと生きてく意味は見つけたんか?考える言うてからだいぶ経つけど...』

【ん―...解らんまんまやわぁ...】

『オマエはホンマ何でもかんでも深く難しく考え過ぎんねん』

【ほなって簡単なことちゃうやろ】

『簡単なことでも難しく考えてるっちゅーこっちゃがなぁ。生きてく意味やかワシかて未だに一言じゃ言えんわ』

【そぉなん?組の為とか皆の為とかちゃうん?】

『それパッと言えたらカッコえーなぁ(笑)』

【ちゃうんかい(笑)】

『まぁちゃうこたぁ無いけどやなー...』

【まぁそれだけでは無いってのは解っとるけど】

『ワシかてオマエ以上に生きてきてオマエ以上に色々あるし、極道はオマエが知っとる以上に色々なんぞー』

【まぁそりゃそーやろけど】

『生きてく意味どころか死ぬ意味のが在ったりするしのー』

【...死のうとしたこと、組長にもあったん?】

『そりゃー...まぁ昔の話やけどなー...』

【そっか...生きててくれて良かったわ♪ありがとっ♪】

『オマエ...いつもそれくらい素直なら可愛いのにのー...勿体無いわぁ』

【何それ(笑)誰にでも心開くわけ無いやん。えーもん、組長には素直になれるし。どーせ可愛く無いし男勝りやし(笑)】

『まぁそんくらいがええわ。誰にでも素直なりよったら危険じゃ(笑)』

【どーゆー意味よ!(笑)】

『まぁ人生は今からっちゅーことよ!死ぬ前んなって、生きてて良かったって思えることが何かあれば、生きた意味はあった!ってな(笑)』

【さすがに死ぬ迄は待てんわ(笑)それ迄に何か明確な生きる意味を見つけたい】

『オマエなら見つけるわ!とことん自分自身と対峙できるよーんなったら見つかる!』

【対峙かぁ...できるよーんなるかなぁ...】

『オマエやったら出来る!』

【...頑張る...】



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