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風魔の小次郎 風魔血風録
132部分:第十二話 聖剣の真実その六
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目に決まっている」
「小次郎君、今の論理は通じないよ」
 今度は霧風と麗羅に言われた。
「最後の戦い位は普通の馬鹿でいろ」
「そうだよ。決戦なんだから」
「決戦か」
 小次郎は決戦と聞いて今まで騒がしくさせていた顔を引き締めさせた。
「そうだよな。いよいよだ」
「とにかく飯を食ってからだ」
「いいな、それからだ」
 林彪と竜魔の言葉だった。
「もう蘭子さんは準備にかかっているぞ」
「姫子様もな」
「あれっ、何時の間に」
 見ればその通りだった。確かに姫子も蘭子ももうその場所にはいなかった。
「台所に行ったのかよ」
「そうだ。では我々はだ」
「芋の皮を剥くぞ」
 竜魔と劉鵬はいつもと変わらなかった。
「最後の最後まで芋やら玉葱やら剥いてねえか?」
「当たり前だ。戦いは俺達の日常だ」
 竜魔の言葉だった。
「だからだ。いつも通りに皮を剥くぞ。いいな」
「わかったよ。それじゃあよ」
 こうして彼等はまずは戦いの前の一仕事と食事にかかるのだった。その頃病院では絵里奈がベッドから身体を起こして一人で携帯に連絡をかけていた。
「絵里奈ちゃん、駄目よ」
 すぐに看護婦が部屋に入って来て彼女を止めた。
「病室でそんなの使ったら」
「お兄ちゃん出ないの」
 だが絵里奈は携帯を止めずそれを覗き込みながら言うのだった。

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