暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
182 ガリオンくじグランプリ
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課題が苦にならない>氛氓ニ云うのも関係していた。

……(もっと)も、ネビルはロンやハーマイオニーとやっていた宿題ローラー≠見るかぎりお察しください≠ニ云う感じだったが…。

「………」「………」

一瞬、沈黙がボクとロンの間を支配するが、数秒の後ロンは不意に英語ではない言語≠ナ語りだす。

『……本当はアニーとも日本へ行きたかった=x

「……ボクもだよ=v

ロンが口にした言語ボクも聞き慣れていた言語──日本語だった。……ボクはパスポート持っていないので、海外に行けなかった。

「……日本へならロンに新婚旅行で連れてってもらうから良いもん=v

『へぃへぃ、判りましたよ──でも気が早すぎやしませんかねぇ…=x

ロンは悪態をつきながら更に『……いや、結婚が可能になったらすぐにプロポーズするんだけどな=xと付け足す。

「ありがとう──でももうすぐ時間≠セから切るね」

『……わかったよ。じゃあ7月30日──明日か。……明日にそっちに行くから』

「うん、またね」

がちゃり、と電話を切る。……実に楽しい時間だったが大概の事象には終わり≠ニ云うものがある。楽しい時間が終わってしまった。……そして終わり≠ェあると云う事は始まり≠烽ると云う事になる。

……余韻に浸るためにも自室に戻ろうと思ったが、その前に近くの物陰で息を潜めていた彼≠ノ声を掛けておく。

「……ダドリー、居るんでしょ?」

「ボーイフレンドかい?」

「そうだよ」

ぬ、と物陰からガタイが縦にも横にも大きい従兄弟──ダドリー・ダーズリーが揶揄(からか)い混じりに訊いてきたので、一も二もなく肯定する。……彼氏(ボーイフレンド)と云うよりは寧ろ婚約者(フィアンセ)に近いが、そこまで語ってやる義理はないので皆までは語らない。

(……明日か…)

7月30日──明日はボクの誕生日である7月31日の前日なので、ウィーズリー一家に迎えに来てもらい、【隠れ穴】でボクの誕生日を祝ってもらえる事になった。

(まぁ、それより──)

「ママぁー! アニーよく判らない言葉を使ったぁぁあ!」

それより今ボクしなければいけないのは、ペチュニアおばさんに日本語が話せる事についての説明だった。

SIDE END
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