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風魔の小次郎 風魔血風録
102部分:第九話 夜叉の窮地その十二
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った。
「今の力は」
「ほう、切り札を出すのか」
「出してみせよう。風魔、来るのなら来い」
 壬生と陽炎の言葉を受けながら述べる。
「この飛鳥武蔵が貴様等を一人残らず倒してやる」
「では武蔵」
 夜叉姫が力を出し己の前に立っている武蔵を見つつ言ってきた。
「その力、思う存分使うのです」
「言われずとも。お任せ下さい」
「遂にだな」
 壬生は一礼した武蔵を見つつ呟いた。
「最強の傭兵飛鳥武蔵の力が発揮される」
 風魔と夜叉の戦いは新たな局面を迎えようとしていた。今は夜叉は不利に見えたがその裏には複雑なものがあった。そしてその複雑なるものもまた姿を見せようとしていたのだった。


第九話   完


               2008・6・9

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