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ウルトラマン the.rising.sun(ラフ)
ラフ1 ウルトラマンがやってきた。
前書き
我々から1世代も2世代も前、日本は怪獣の脅威に晒されていた。その時、光の星の巨人がやってきたという。その名は、ウルトラマンメビウス。過去のウルトラマンを継ぐ戦士だった。
そして今、人類は、深海棲艦という怪物たちとの戦いで疲弊していた。
10年前には、艦娘という第二次大戦の軍艦たちの魂を具現化した少女たちにより、深海棲艦を太平洋の中心部まで押し返すことができた。しかし、深海棲艦は進化し、普通の軍艦の姿へとなった。艦娘たちでは抗えず、戦争の主力は艦娘からイージス艦へと戻ったのだ。深海棲艦は、進化しながらも、陰ではさらに巨大化を図っていった。
深海から...奴らはやってきた。
そして、人は逃げ惑った。
しかし、怪物に情などがあるわけもなく。
街は焼き尽くされた。
目の前で倒れていく仲間たち。
こんなことを...止める力が欲しかった。
そして....その時、力は...光となって現れた。
The Rising Sun
旭日のウルトラマン
目の前で逃げ惑う人たち。
彼らの上には、50mは裕に超える怪物。
こんな時、力があったのなら...皆を守り、怪物たちも人を襲わなくてすむように出来る力が欲しい。
もう、失いたくはない。
そんな思いもむなしく。
怪物は...その巨大な足をこちらに向けていた。
「イオリーーーー!」
仲間が呼んでいる...足は震えるばかりで言うことを聞かない。
踏まれる。
その瞬間、世界が光に包まれた。
(君が皆を守りたいのならば、僕も手を貸そう。)
光に包まれる。
怪獣の足を掴み、海へと投げつける大きな手、光の中から立ち上がる大きな赤と銀の大きな背中。
「何なんだ...あれは?」
「...トオノが光に包まれて...巨人になった?」
巨人は両手を胸の部分に重ね合わすようなポーズをとる。その両手をゆっくりと横に伸ばしながら腕に青い光を纏う。そして、腕をクロスし、ビームを放った。
「スぺシウム光線?」
それは、地球を救った初めてのウルトラマンの光線にそっくりなものだった。色が違うだけで。
「あれは、ウルトラマンだ!」
前書き
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