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Fate/inferno
ライダー
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「なん…だとぉ!」
閃光の中から人影がみえる。何が起こっているかわからない少女は、目を細めながらその様子を見ていることしか出来なかった。
閃光の中から男が飛び出して、キャスターに向かって先程まで少女が手にしていた鎌を使い突撃していった。
「ハッ!鎌が得物みてぇだが、あんたのクラスはランサーか!」
応戦しながら相手のクラスを瞬時に理解し対応していこうとしたキャスターだが、男から予想もしない返答が返ってきた。
「いいえ、私のクラスはライダーです」
「あ?何だと?」
ライダーと名乗った男は鎌でキャスターを弾き飛ばた。
「チッ、しゃーねぇー。今回はここまでだ。じゃあな嬢ちゃん。精々殺されねぇよう励めよ」
キャスターは光の粒子となって消えていった。
「…倒したの?」
「いいえ、倒せてはいません。霊体化して撤退しました。」
ライダーはそう答えた。少女は安心してその場に倒れた。
「では、遅くなりましたが契約を…」
そして倒れた直後に疲労と安心で気絶してしまった…
「マ、マスター!?しっかりしてください!ここで寝たら死にますよ!?」
こうして、聖杯戦争の知識どころか、魔術の知識すらない少女…ハ舞ひたぎは、魔術師達の闘争たる聖杯戦争に巻き込まれていった。
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