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FAIRY TAIL~無表情な妖精
4 古戦場が彼を待つ
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時間の流れは案外早い。気付けばこのギルドに来て五年は経つ。今ではS級魔導士に成り、ギルドの五本指に入る実力者になって居た。ギルドの皆当然だと言っているがラクサスはそう思って居ない、ことあるごとに俺に突っかかる。別に気にも留めないからいいが周りにまで迷惑を掛けないでほしいと切に願う。
さて、幾ら経っても変わらないのはカナの告白だ。ギルダーツに対してまだ言って居ない。俺が居なくても言いには行くようになったがそれでも言えていない。S級になったら言うと言って試験を受けるが落ちている。
それとは別に新人が来た、ギルダーツと戦って数カ月、いや数週間ぐらいに来た。名前はグレイ、暑がりなのか知らないがよく半裸に成る。氷の造形魔導士で弱くはないが強くも無い、発展途上中だ。
話を変えるが今日は晴天、とても気持ちのいい日だ。しかし俺は真っ暗な荷馬車に放り込まれ、何処かに連れていかれている。
どうしてこうなっているのか、説明するために少し時間を戻って説明しよう。






数時間前、俺は何時もと変らずギルド内でクエストを見ていた、S級にもなったから報酬は下の階に張られている物とはケタが違う。だが以来の内容次第で俺はいけない、と言うか行っても解らない。討伐系のみを模索していると下が何やら騒がしい。覗き見れば蛙が居た。
「カエル?」
服を着たカエルが下に何人もいた。それ以外にも武装しているのも居る。これ等から導き出されることは一つ。
「カチコミか」
見た所、来て直ぐのようで特に何もしていない、叩くなら今だ。そう感じ、二階から飛び降り、近くの蛙を死なない程度に潰した。






マスターマカロフは困惑していた。行き成り来た評議員もそうだがそれを踏み付けたスカーの存在に。
何を勘違いしたのか、何を思ってそうしたのか、解らないがそれを止めると言う思考をすぐに出せずにいた。
「俺はスカー、お前等は何処の誰だ?」
「わ、我々は評議員の使いの者だ!」
「知らん、なんだそれは?」
近くに居たカナがスカーにそっと簡潔的に教える。
「スカー、評議員ってのは魔法界全体の秩序を保つためにルールを取り決めている機関の事だよ」
「ふむ、つまり俺に懸賞金をかけた本元か」
「え、スカーって賞金首だったの!?」
「最後に確認したのは300万Jだった、今は知らん」
一部の人間を除いて大体のギルドの一員は知って居た。しかし、幾らかまでは知らず、かなり驚いて居る様子だ。彼にはそんな事は如何でも良く、またどう思われようと関係ない。
「それで、評議員が何の様だ、見た所武装までしている、ギルドを潰す気ならばお前等を先に潰す、そしてその後はお前等の本拠地を潰す、徹底的にかつ迅速にな」
彼は本気でそれを言って居る。現にs級になった彼の腕は確実に上がって居る。魔力
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