暁 〜小説投稿サイト〜
吸血姫はアホ可愛い!・ω・`)
30話「ロリへの愛は世界を救うか??〜エロフ娘との再会〜」
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ネタバレ伏線ver
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「終わった……終わった……」

どう見ても、レッドゴブリンのアジトは施しようがないくらいに手遅れだった。内部から炎を吹き上げ、放置すれば建材がボロボロに炭化して建物ごと倒壊するだろう。こんな状況下で機密書類の類が残っているはずもない。今頃、小さな灰になって空を飛び上がっている頃だと思う。
でも、まだ救いはあるはずだ。このアジトを焼き払った奴らが近くにいて、証拠隠滅で放火をしたのならば……そいつから話を聞けば良い。証言だけだと証拠になり辛いがバグダインを追い詰めるためのヒントくらいは得られるはずだ。
そんな事を思って、頭良いな俺と思ったら――

「弱いもの虐めは最高なのですっー!ストレス解消にじゃんじゃん燃やすのですよー!」

放火した犯人は、緑色の可愛らしいドレスを着た魅惑のレディーである。

「燃えるのですよー!何もかも燃えてしまえばいいのですー!私の辛い過去ごと燃えるのですー!」

胸は超豊満でダイナマイトオッパイ。細長いエルフ耳が生えていて、髪は輝く黄金色だ。
確か……初めての純潔とやらをスライム・サンに奪われた可哀想なエロフだ。そう、あれは白真珠と出会った二日前の昼間――

ーーー
「ううぅ……なんか悔しいのですっ……!
施しを受けるなんてっ……悔しいのですよっ……!」

……すまん、美少女は外見が9割なのかもしれんが、方言のせいで台無しだ。
だが、俺はふと思うのだ。
白真珠と出会ってなかったら……このエロフ……いやエルフ娘がメインヒロインだったのではないかと。
まぁ、歴史と現実にIFはないのだから、無意味な推理なのだが。

「このリンゴあげます!」

俺の背後で、白真珠がゴールドアップルをプレゼントしているようだ。
……俺はロリコンではない。
だが、素直で優しい女の子には好感が持てるんだ……。

「うううっ……!小さい子供に情けをかけられるなんてっ……!
本当に今日は情けない人なのですっ……!」
ーーー

そうだ。俺が白真珠と出会ってなかったら、結構良い仲になっていたかもしれない口調が可哀想な人だ。
どう見ても、魔族側ではなく、憂さ晴らしでアジトを焼き払っている。この娘を尋問したとしても、何も出てこない。出てくるのはオッパイの揺れる音だけだろう。

「もっと燃えるのですー!世界の果てまで焼けてしまえばいいのですよー!」

だが、一応……俺たちの努力を台無しにしてくれたのだ。少しくらい怒ってもいいだろう?

「こらぁー!?何をやっているんだぁー!?エロフっー!」

「あぅ?」

「そこのエロフ娘っ!どうして放火しているんだぁー!」

「人間
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