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インフレーション
第六章

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「やっていけますからね」
「宇宙の戦闘民族だの悪の支配者だのと」
「戦いましょう、まあこれで何年かもちますよ」
「そうですか」
「アニメは回想シーンやオリジナルのストーリーやらばんばん入れてますし」
 そっちも引き伸ばしに入っているのだ。
「オープニングとエンディングと次回予告以外の二十分殴り合いだけってのもありましたが」
「それでもですね」
「人気ありますから」
「だからですね」
「このままいきましょう」
「格闘シーン出していきますね」
「もうそれだけでいいんですよ」
 間後人は笑って述べた。
「それじゃあです」
「はい、フルーツ人編からですね」
「ザーリフ編いきましょう、五年です」 
 これだけ引き伸ばすというのだ、そして実際にだった。 
 そうした展開になった、アニメの放送は続き毎年映画化され世界的にもヒットしてだ。富山は億万長者になり雑誌の売上も右肩上がりだ。
 しかし引き伸ばしも重ねたがだ、六年目でだった。
 ザーリフ編も終わった、ここで間後人は富山に言った。
「次は最初の頃出したブルースカーフ軍を出しますか」
「本当に最初の頃ですね」
「あの連中の残党を出しますか」
「今出しても主人公達の敵じゃないんじゃ」
「ですから残党は科学者で」
「その科学者がロボットを造っていて」
「ロボット達を敵にするんですよ」 
 次のシリーズはというのだ。
「そしてそこから適当に強い奴出して」
「どうして出しますか?」
「まあそこは適当で」
 敵を出す経緯はというのだ。
「いいです」
「そうですね、そういうのはです」
「本当にどうでもいいですから」
 だからだというのだ。
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