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力なんていらない
第四章
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「オリンピックに出るとかはね」
「考えてないのね」
「それも一切」
「そうだっていうのね」
「そうよ」
 まさにという返事だった。
「私はね」
「いけると思うのにね」
「そうそう、その身体能力ならね」
「勘も抜群にいいし」
「超能力者か超人みたいなのに」
「どっちにもなりたくないし」
 忍者みたいと言われなかったことは内心よかったと思いながらもそのうえでクラスメイト達に対して言葉を返した。
「エスパーにもスーパーマンにもね」
「じゃあミュータントにもなりたくないのね」
「ヒーローには興味ないのね」
「ないわよ、番組や漫画を観ることは好きでもね」
 そうしたジャンルのというのだ。
「将来は堅実に、よ」
「それでウェブ小説を書く」
「運がよければそこからデビューしたい」
「そう言うのね」
「そう、デビューしたいともね」
 マーガレットはクラスメイト達に自分の夢も話した。
「考えれてるけれど」
「身体使ったことはなのね」
「興味ないのね」
「それも一切」
「ええ、ソフトは好きでも」 
 それでもというのだ。
「楽しむ為のものよ」
「何か勿体ないわね」
「折角そこまで身体能力高いのに」
「グリーンベレーにも入れそうな位に」
「それか海兵隊か」
「軍隊にも興味ないわよ」
 そっちもというのだ。
「女ランボーとかになれっていうのね」
「それか海兵隊の猛者とかね」
「女軍人なんてのもいいでしょ」
「腕力もあるし海兵隊にもなれるでしょ」
「持久力もばっちりだから」
「だから体力仕事には興味ないから」
 何度も、両親に言ったことをクラスメイト達にも言うのだった。お嬢様学校の中にいても言うことは同じであった。
「ついでに言うとアクション女優とかスタントマンにもよ」
「ハリウッドに出て」
「それも興味がない」
「そういうのもなのね」
「ええ、とにかくそっちには興味がないから」
 一切というのだ。
「本当にね、堅実な仕事をしつつ執筆を楽しんで生きていくわ」
「それで今から本を読んでいる」
「そういうことね」
「そうよ、そうしていくから」
 こう言って実際にだった、マーガレットはソフトは楽しむだけで学業に力を入れていった、そんな中でだ。
 勉強をしていく中でだ、毎日夜遅くまで勉強して朝は決まった時間にしっかりと起きられる娘を見てだった。母は笑って言った。
「しっかり寝てるわね」
「そう?寝てる時間は多くないわよ」
「違うわよ、睡眠自体がね」
 それがとだ、共に朝食を食べている娘に言うのだった。父も同じだ。
「深いっていうのよ」
「睡眠がなの」
「そう、深くてね」 
 だからだというのだ。
「その間しっかり寝てるわね」
「そういえば起きて疲れてるって思ったこ
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