第六十二部第二章 苦戦の中でその四十二
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「他の知的生命体と遭遇してだ」
「その知的生命体と武力衝突した場合ですね」
「彼等が侵略して来たならな」
そうした場合でもない限りは、というのだ。
「とてもな」
「連合が攻められることはないですね」
「巨大だからな」
それ故に、というのだ。
「彼等は攻められない」
「巨獣はですね」
「飲み込めない獲物は獲物にはなれない」
「見合った大きさでなければ」
「連合は大きいからな」
攻める相手としてもだ、連合はあまりにも巨大であるが故に攻めることはどうしても出来ないというのである。
それでだ、こう言うのだ。
「あの国は攻められない」
「だからですね」
「我々にとってかなりいい条約だ」
「その軍事条約はですね」
「そうだ、連合の軍事力をバックに出来るのだ」
国防において、というのだ。
「だからいいのだ」
「では」
「このことも閣議で話してからだ」
それからだというのだ。
「閣議決定を行い」
「そのうえで」
「議会の承認を得る、しかし」
「閣議決定の前にですね」
「国民に是非を問いたい」
まずはそれだというのだ。
「この条約についてはな」
「そうしてですね」
「国民が是としたならばだ」
「それで、ですね」
「私は連合との軍事条約の締結に向かう」
そうするというのだ、こう話してだった。
クリシュナータはサッダルタにだ、最後にこう言った。
「ではだ」
「はい、これでですね」
「話を終えてだ」
「そうしてですね」
「これから大使との会談だ」
「ブラジル大使とですね」
「彼と話してだ」
そして、というのだ。
「また一つ商談を決める」
「そうなりますね」
「連合各国の大使は外交官でありだ」
「貿易商でもありますね」
「それが彼等だ」
連合各国の大使達だというのだ。
「だから商談を決めてだ」
「また利を手に入れますね」
「そうさせてもらう」
こう話してだった、クリシュナータは次はブラジル大使との会談に赴くのだった。これもまた彼の仕事であった。
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