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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
187部分:暗黒教団その四
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った。否、むしろ後のユグドラルにとっては良い結果と言えるだろうか。
 後世の宗教家の中にこう言う者がいる。
『ユグドラルはノルンやヴァルハラに住む神々によってのみ為されるに非ず。人がどの様な道を選び歩いたかによって決まる』
 と。この言葉をセリスやユリア、アルヴィス、そしてユリウス達に当て嵌めればそれが言えるだろう。だがそれを為し得るには勇気と強さが必要であった。セリスにはそれがあった。無いように見えたユリアにもあった。持っていなかったアルヴィスは最後で持った。ユリウス、そうユリウス自身も・・・・・・。その道は最後まで歩かなければわからない。セリスと共に歩いた者達は会えセリスと共に歩いた。アルヴィスは自ら全てを失う道を歩いた。だがそこに辿り着くまでわからないのだ。全てを得るか、全てを失うかは。

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