夢色~ﾕﾒｲﾛ~
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観れば魅るほど吸い寄せられる
白黒-モノクロトーン-の世界で生きてきた
僕にとってそれは神秘的でとても美しく
綺麗なモノだった
あぁ見惚れる
改めて自分とその周りを見渡す
此処はなんて味の無い
面白くない世界なんだろう
でも僕では塗れない
どんな色にすればいいのか分からない
ねぇ
僕とこの世界を塗っておくれよ
目がくらむほど光り輝くその世界
その世界で君は…
目醒めれば… 君のこと
鮮やかに色付いた君の声
僕だけに響け 届け
永遠に
僕の住んでる世界では
雪が降ってくる
それは向こうの世界と同じ形，大きさ
色をしていた
雪だけは一緒だね …やっぱり色は無いけど
でもそろそろ雪も終わりを迎える
寂しいな…もう何も降らない
つまらないな
綺麗だ
向こうの世界ではなにか降ってる
薄い…なんと言えば良いのだろう
ふんわり優しく包む込むような
そんな色をしていた
羨ましいな
…ん?
何だ…今度は凄く透明なのが
落ちてる
その景色に馴染む透明なモノは
まるでクリスタルの様だ
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