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ファイアーエムブレム聖戦の系譜 〜幾多の星達〜
166部分:聖斧その四
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々に剣が振り下ろされ突き出される。セリスはそれを懸命に防いだ。
 後ろから凄まじい殺気が飛んで来るのを察した。再び身を屈める。
 頭上をスワンチカが轟音と共に飛び去った。ブリアンはそれを右手で受ける。石柱すら一撃で粉砕したスワンチカを片手で難無く受け止めた。驚くべき膂力と反射神経である。
「流石だな。バルドの直系だけのことはある。だがこれはどうだ?」
 スワンチカが獣の咆哮のような唸り声をあげ振り下ろされる。セリスはそれに対し斧の柄の部分を剣で払った。斧は軌跡を変えセリスを逸れた。
 今度はセリスが激しく突きを繰り出す。ブリアンはそれを左手の剣で受け止め逆に右からスワンチカを繰り出す。セリスは馬上ながら卓越した身のこなしでかわす。そして再び剣撃を出す。対するブリアンもそれを受ける。

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