暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第1章 誕生!最強ライダー編
第19話『俺達、クライマックス』
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
前回の仮面ライダーディロードは─
電王の世界に着いた雅達。雅は、電王の代理として自身に憑依したイマジン、カグヤと供に敵を倒すが、思いもよらない人物から襲撃を受けてしまう。


時の列車、デンライナー。次の駅は、過去か、未来か─


「さて、事態は厄介な状況になったな。」
古手神社宝物庫の内部で雅はそう言った。
「あら、その怪我どうしたの?」
先程の戦闘での負傷にカグヤは驚く。
「何、これくらいの怪我はディロードライバーが治してくれる。厄介なのは、電王が戦える状況に無いって方だ。」
「それのどこが厄介なんですか?」
「確かに、ワールドホープの発動には戦闘を交いする必要は無い。けれど、一番発動に適しているのは、やはり戦闘時だ。そうなると、良太郎さんには立ち直ってもらう必要がある。カグヤ、もう一度デンライナーに行くぞ。」
雅は、カグヤを連れて再びデンライナーに行く。

「オーナー、あれから良太郎さんの様子は、どうでしょうか?」
「やはり、ウラタロス君達を失ったショックは大きいみたいですねぇ。今は、ウラタロス君達の残した物を抱えていますよぉ。」
オーナーは、旗を立てたチャーハンを食べながら雅に話す。雅が良太郎の方を見ると、赤い特殊な装飾の施された携帯電話を持ちながら泣いていた。
「良太郎さん、大丈夫ですか?」
雅は、良太郎に近づく。
「…みんな─ッ!?ごめんなさい。僕は大丈夫。雅君、だっけ?僕の替わりに戦わせて、ごめん。」
良太郎は雅に謝る。
「それは大丈夫です。ですが、辛いお気持ちは解ります。それでも、やはり時間を護れるのは良太郎さんしかいません。今は辛いでしょうが、僕に力を貸して下さい。」
雅がそう言うと、良太郎は黙ってしまう。
「おい、雅とか言ったな?おめぇ、良太郎の気持ちが何も分かっていねぇだろう。俺があいつから生まれたように、熊以外はあいつが生み出した。熊だって、良太郎は熊の気持ちや心意気を観て、救ってやった。そんな大切な子供みたいなもんだ。そんな亀達が消えちまったんだ。そう簡単に立ち直れるわけねえだろう!俺だって、本当はすげえ辛ぇよ。亀は確かにナンパ野郎だが、何時でも俺達に合わせてくれた。熊は、俺の名前をちゃんと言わねえけど、良太郎の強さを理解している。小僧は、俺の事を馬鹿にするし、自分の遊びが最優先だ。けど、なんだかんだでほっておけねえ。解るか?お前は上辺の辛さは分かっても、本心までは分かっていねぇんだよ!」
モモタロスは雅にそう言う。
「─すみません。身勝手な考えを押し付けてしまいました。」
雅はモモタロスに説教されて謝る。
「お、おう。分かればいいんだ。それと、あのハナクソ女には話すなよ。」
その後で、モモタロスは雅にそう小さな声で言った。
「おっと、お話しに水を差すようですみませんが、
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ