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星河の覇皇
第六十二部第二章 苦戦の中でその二十

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「その状態でこそ普通に経済活動も出来てだ」
「内政も行える」
「それだからこそ」
「平和であることだ」
 それが第一だった、彼にとっては。
「私は戦争経済を作るつもりはない」
「決してですね」
「平常の経済だ」
 その経済システムを目指しているというのだ。
「これまでの様にな」
「復興させてもですね」
「確かに軍は強大にする」
 これは行うというのだ。
「五百個艦隊、そして十億だ」
「その規模はですね」
「維持されますね」
 千億の人口で、である。尚この人口にして百人に一人の割合の規模の軍はエウロパにとってはかなりの負担にもなっている。
「それは減らさない」
「そうなのですね」
「エウロパは敵に囲まれている」
 ギルフォードの頭の中にはこのことも念頭にある。
「そのことを考えるとな」
「どうしても強大な軍は必要ですか」
「五百個艦隊、十億の規模の軍が」
「そしてエウロパ各地に防衛施設を置いている」
「そうした軍備がですね」
「有事には備える」
 何かあった場合はというのだ。
「万が一に備えることもだ」
「政治、ですね」
「それもまた」
「連合は百三十億の軍を持っている」
 中央軍のことだ。
「彼等にとっては大した負担ではないがな」
「それでも我が軍の十三倍の数ですね」
「そして四千個艦隊の艦隊」
 エウロパ軍の八倍の艦隊規模である。
「その大軍が来れば」
「その時は」
「先の戦いを見るのだ」
 エウロパ戦役をというのだ、エウロパの今の状況を生み出した彼等にとっては苦い戦役である。講和したとはいえ敗北に他ならない戦いだ。
「彼等の数の前にだ」
「敗れた」
「だからこそですね」
「軍備は必要ですね」
「どうしても」
「それなり以上の規模のな」
 例えそれがかなりの負担を国家に強いてもだ。
「国防は忘れてはならないからだ」
「そうなりますね」
「それもまた」
「そしてその負担を背負ったまま」
「そのうえで」
「国家を復興させるのだ、しかしだ」
 それでもと言うのだった。
「経済はだ」
「あくまで平時ですね」
「平時経済ですね」
「そのままでいく」
「それでは」
「経済の復興政策は」
「軍需産業にも力を注ぐが」
 軍の復興の為だ、ここで雇用を確保し金も動かすのだ。
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