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英雄伝説〜灰の軌跡〜
第一部〜メンフィル・エレボニア戦争〜 外伝〜メンフィル・エレボニア戦争開戦〜
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、お主も存分に力を振るい、砦内に兵共を蹴散らせ!」

「ククク、当然皆殺しでよいのだな?」

リフィアの命令に対してディアーネは凶悪な笑みを浮かべて確認し

「よい。初戦となる今回の戦、アルバレア公に対する”見せしめと”して例え降伏してきてもクロイツェン領邦軍は絶対に許さぬ。」

「ハハハハハッ!そうこなくてはな!久方ぶりの”本物の戦”、楽しませてもらうぞ……!」

リフィアの答えを聞くと大声で笑って凶悪な笑みを浮かべてオーロックス砦を見つめた。

「――――これより”オーロックス砦制圧作戦”を開始する!エレボニアの愚か者共に余達メンフィルの民達に手を出せばどうなるか……そしてメンフィルの怒りを存分に思い知らせてやれ!兵は将をよく補佐せよ!そして将は兵を奮い立たせよ!誇り高きメンフィルの(つわもの)共よ、今こそメンフィルの……”闇夜の眷属”の力と怒り、存分に見せつけてやれ!何人たりとも、余に遅れを取ることは許さんっ!!」

「オォォォオオォォォォォォオオオォォッッッ!!!!」

リフィアの号令に対してリィン達を含めたメンフィル兵達は武器を掲げて雄たけびを上げて勇んだ!そしてリフィアは掲げていた杖をオーロックス砦へと向け

「全軍!突撃開始っ!」

大声で号令をかけた!

「オォォォオオォォォォォォオオオォォ――――――――ッッッ!!!!」

リフィアの号令の元、リフィア率いるメンフィル軍は辺りを轟かせる雄たけびを上げながら、地面には地響きをたてながらオーロックス砦へと突入した!



こうして……メンフィル・エレボニア戦争は開戦した―――――!





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